珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

古いものとの闘争についての覚書|まったく世の中敵だらけだ

新しいぶどう酒は新しい革袋へ 新しい家を古い土台の上に建ててはならない。古い土台は脆く、崩れやすいからである。近頃は何やら新しい生活様式だの新しい仕事スタイルだのと騒がしいが、我々が何か新しいものを興そうとするならば、それらを古い文化、古い…

底辺の底辺による底辺のための哲学についての覚書|「たのしい哲学ごっこ」のすゝめ

さっぱり分からんということが分かった カントとゲーテをまともに読んだことすら無いというのに、ゲオルク・ジムメル著『カントとゲエテ』を読んでいる。分からん。さっぱり分からん。それもそのはず岩波文庫から出ているこちら、1922年に出版されたものを19…

得たがり共のトラジェディーについての覚書|「読書行為そのもの」について日頃から考えすぎるとうまく読書出来なくなるのでお気をつけください

>突然の財宝< もしも、手ぶらで家を出たあなたの家族が、抱えきれないほどの金銀財宝を携えて数時間後に帰ってきたら、あなたは喜ぶとか腰を抜かす以前に、ひどく訝しがるだろう。宝石店や金持ちの家で強盗を働いてきたか、或いは鬼退治にでも行ってきたか…

自由の国のウサギと義務の国のアリスについての覚書|義務は自由を無邪気に追いかけるものだ

悪魔だ!殴れ! もしもあなたが通りすがりの悪魔から、「お前のやっていることはお前の内から生ずるものか、それともお前の外から生ずるものか」と尋ねられたら、その悪魔を問答無用で殴って良い。例え悪魔とはいえ聞いて良いことと悪いことの分別くらいはつ…

ボロ舟を漕ぐ女と薄幸の美少年(184cm)についての覚書|すまねぇスポーツはさっぱりなんだ

国境の長いトンネルを抜けるとバレー部であった 人生の第一歩は、偶然という舟に乗り、必然という櫂を手に、時間という川を漕ぎ出すところから始まる。人生は概ね、偶然の質に左右されると思っている。良き偶然によって組み上げられた舟に乗り込んだ人は幸い…

多分その辺に落っこちてる自分と調和する試みについての覚書|Q.「良い」って何ですか?-A.「良い」ということです

わんわんお 散歩中の犬が電柱の根元やらそのへんの地面で立ち止まってもぞもぞしているのを手持ち無沙汰に眺めている飼い主のおっさん、という絵面はカワイイ。いや決して飼い主のおっさんがカワイイのではなくて、実際カワイイのは犬の方なのだが、カワイイ…

この世からこぼれ落ちそうな時に読んだり読まなかったりしてほしい覚書|この世のやり方が肌に合わないと感じたら直ちに使用を中止してください

このブログを書いている人は怪しい者ではありません この世を幸せに生き抜く方法を、この世に求めすぎてはいけないのかもしれない。ここ最近岩波文庫の「青」ばかり読み漁っている私の結論である。この世に素晴らしいものは沢山あるけれど、近頃どうにも素晴…

『人』という字は人と人とが支えあってうんたらかんたらについての覚書|今日もひとりだ空気がうまい

この記事はセンシティブな内容を含みます? 本題に入る前に、かねてより私の頭に巣食っていた1つの仮説について申し上げたい。実を言うとこの話題を取り上げることに若干の躊躇いがあり、それ故にかれこれ半年以上も頭の中で漬け込まれていたものなのだが、…

危機感のない26歳高卒フリーターがにょろにょろしているだけの覚書|酢豚食べたいなあ

なんとか致命傷で済んだ 94 風吹けば名無し 2020/03/15(日) 21:36:27.52id:BTxtlRT80 >>8926歳高卒フリーターよりダサいもんとか無いやろ 26歳フリーターなんだが人生逆転させたい ぐえーっ フリーターにしてはあっけらかんとしてる方だと思うけど 記事を書…

厄介な、あまりにも厄介なものたちについての覚書|昔推してたアイドルが芸能界引退したので書きました

突然ですが問題です それは大抵の人間の手の届かない遥か遠いところにあって、彼方の壇上から多くの人を魅了し、人は少しでもそれを近くで拝もうと様々な試みを重ね、あわよくば自分のもとへ引き寄せたいという欲求を抱き、もがき、足掻き、苦しみ、その輝き…

「余裕」を求めて迷走する1人の書き手とちくわの種についての覚書|無ばかりの生活に終止符を打ちたい

始まりの始まりはどこ 余裕があるから丁寧な暮らしが出来るのか、丁寧な暮らしをしているから余裕が生まれるのか。どちらが正解であろうと、或いはどちらも正解でなかろうと、それ自体は大した問題ではない。問題は……そう問題は、最初の「余裕」、最初の「丁…

健康的に諦める試みについての覚書|ひとつ諦めるごとにひとつ健康が失われていくこの感じ

0% 0% 0% バイト中あまりにも暇すぎてこんなことを考えていた。人間、様々な物事を健康的に諦められたら幸せになれるのではないか、と。これは古来より煩悩を捨てろとか執着を手放せとか世と世にあるものを愛してはいけないとか言われていることと同義な…

「やるべきではないこと」についての覚書|自分の傷を抉りながら書く記事は気持ちいいゾイ

世界で最も役に立たないリストのうちの1つです 人生やるべきことをやるのも大切だが、やるべきではないことをやらないことはそれ以上に大切だと思う。後戻りの利かない1回ぽっきりの人生にしては、やるべきではないことが多すぎる。やるべきではないことをや…

平凡なコンテンツという生き方についての覚書|来世は「コンテンツそのもの」に生まれたいね

人は才能が9割 向上心は人一倍強いのだが秀でた才もなく、センスもなく、カリスマもなく、どうにも面白くない人がいる。そういう人はその面白くなさ故に独特の面白さを帯びている点がなんとも難儀である。一方で、当人は向上心のカケラも持ち合わせていない…

2020年6月の生存報告|カップ麺と酒しか楽しみが無いんですが

【今月の目標】 ・2kg痩せる ・1日の食費(酒含む)を200円に抑える ・頂き物以外の甘いものをやめる ※食パン、カップ麺、お酒以外の食料は専らバイト先のコンビニの廃棄 6月14日(日)深夜:焼鳥5本くらい朝:なし夜:コーンフレーク(450)、グミ(180)【感想】6…

「目標」という厄介な分身についての覚書|「自分のため」なんか存在しないのかも

もくひょう【目標】-行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準(デジタル大辞泉) 目標のここがすごい! ・自分を高めることができる ・人生を有意義にすることができる ・達成の喜びを知ることができる 目標のここがだめ ・達成できない 俺の結論を聴…