珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

【白】【黒】モノトーン好きを撃ち落とす小皿たちについての覚書|「マットモノトーン」シリーズ

記事の先頭にいきなり目次を置いてしまうと、グループ画面や購読中のブログ画面においてなんだかよくわからない箇条書きがツラツラと並んでしまうことに気づいた。かと言って、目次より前に書く事など特にないのである。困ったな。ここに何を書こうかな。なんかを書きます!なんか!

1人暮らしに必要な皿の枚数問題

1人暮らしに皿は何枚必要か。エッそれ考える必要ある?店頭で皿を見て「ウワッ最高……」と思った数が、あなたに必要な皿の枚数。エモい食器は一期一会。色合い、大きさ、質感、カーブ、手に持った時の滑らかな心地よさ、これを使って食事をしたらどんなに楽しかろうという期待。あなたが食器を選んでいるとき、食器もまた持ち主を選んでいるのだ。先方からのご指名があったなら、潔く買ってしまおう。もうこの先一生無いかもしれないのだから。ではミニマリストの1人暮らしに皿は何枚必要か。ウーン、InstagramTwitter、種々様々の「映え」を考慮するとお洒落な白のお皿が1095枚くらいあったらいいんじゃないですかね。

「なんか良い」モノはなんか良い

「うまく言葉に出来ないけど、なんか良いと思う」というぼんやりとした感情を表すための、ぼんやりとした言葉はわりと嫌いではない。「エモい」とか「こなれ感」とか。当人が「エモーショナルだなあ」「こなれてんなあ」と思ったらその対象には「エモさ」「こなれ感」があるのである。黒い食器の持つ、そういう「うまく言葉に出来ないけど、なんか良い」雰囲気には感服する。黒い食器を所持しているだけで人間生活上級者って感じがする。お揃いで全く同型の白い食器があれば、尚良いと思う。逆に言うとありふれた白い食器も、同型の黒い食器があるだけでグンと垢抜けて見える。いや~~まさかあるわけないよな~~SNS映えしそうな白と黒のペアで展開されていてお手頃価格種類も豊富にあって質感も良くてしかも電子レンジOKなんてそんな都合のいい食器あるわけないよな~~

食卓にだってモノトーンを取り入れたい

今回記事にするのはSeriaの「マットモノトーン」シリーズ

この記事で載せているのは白と黒の2色だが、実は灰色もある。ただ、その灰色が結構水色味が強くて個人的にウーンという感じだったので買わなかった。もう少しグレーに寄っていたら3色揃えても良かった。私が買ったのは黒の茶碗、白との小さいオーバル皿を2枚ずつ、白と黒の小さい丸型グラタン皿、黒のスプーン。他にもオーバル型グラタン皿とか、ココットとか、あったと思う。

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単行本とサイズ比較。かなり小ぶりで、ちょっとしたおかずを乗せたりするのにピッタリ。食卓では品数揃えたい派の人にはいいと思う。

1枚目の画像でお茶碗だけが結構ツヤツヤしているが、実際ほかの食器はわりとマットな仕上がりで、お茶碗だけツルンとした感じ。そしてそこそこずっしりしている。黒い食器は水分の多いものを乗せた際や洗った後など、あまり長く水気を付着させてると跡が残りやすいので注意。

人生初の黒いお皿!ドキドキする!と、取り敢えず何か乗せてみよう!

手当たり次第、何かを乗せてみる(こどものように)

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レコードかな?

加工のせいでレコードの上にゆず白菜が乗っているようにしか見えないが、実物はこんなにツヤテカしていない。上品なモダンさがあって、和食も全然いけると思う。かぼちゃの煮物とか、にんじんしりしりとか、そういう鮮やかなお惣菜を乗せたい感じ。このあとゆず白菜は食べた。

 もうちょっと色々乗せてみよう。

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白花豆の甘納豆。煮豆の方にすりゃあよかった。

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小豆と金時豆の甘納豆。なんだか非常によろしくない感じになってしまった。一瞬見てヒッ、となってゾワゾワ、となる写真に仕上がってしまった。申し訳ない。こっちも煮豆にすればよかった。黒い皿に乗せた白花豆と、この小豆、金時豆、あとうぐいす豆の甘納豆アソートがあったから買った。白花と黒の煮豆を2種類買うより安上がりだったので。私は小さい頃から半生の和菓子がどうしても駄目で、幼稚園のころおやつにあんパンが出た日は本当に悲しかったし、外側のパンだけむしって食べていた記憶を今でも鮮明に思い出せるのだが、買ってしまったものは仕方がないのでこのあと食べた。

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豆腐。このあと食べた。

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黒糖かりんとう。このあと食べた。

おそらく日本でいちばん有名なお皿

食器と「白」について何か面白いネタがなかろうかと調べていたら、こんな記事を発見した。白いお皿といえば……もちろん、ヤマザキ春のパン祭り。幼い頃から私の周りはこのヤマザキの白いお皿で溢れかえっていた。長年スーパーで働いている私の母がパン売り場担当してて、業者の方と仲が良くて、祭り終了のシーズンになると余ったものをめちゃくちゃ貰ってくるのだ。それで親戚や同じマンションの人に配り歩いたりしていた。実は今も手元に2枚ある。せっかくなのでリョーユーの食パンを乗せたりしている。

それでええと、このお皿、実はなんだかすごいらしいよという話。

k-tai.watch.impress.co.jp

そうそう、この白いお皿、デザインがよいこともさることながら、非常に丈夫で扱いやすいことでも知られています。電子レンジにはそのまま入れて使えるし、ちょっと落としたくらいじゃ割れない。もちろんスポンジで洗って全然傷もつかない、色もくすまない。すごく丈夫なのです。 この強さの秘密ですが、実はこのお皿、陶器ではなく、前述のように強化ガラスでできているのです。 このお皿の製造元であるアルク・インターナショナルの食器には、全面物理強化ガラスが使われているものが多く、この白いお皿もどうやらこの強化ガラス製のようですね。ガラス製品は高温で素材を熱し形を作って冷やすことで作られるのですが、この強化ガラスは、製造工程で風冷強化といって700℃から一気に20℃にまで冷却する事により、表面に固い保護膜を作ることで非常に物理的な衝撃にも強く、また常温からプラス約120度の温度上昇にも耐えられる強い食器を作ることが可能なのです。

春のパン祭りの白いお皿、実は結構すごい皿。 - ケータイ Watch Watch

割れにくいというのは当たり前のようでめちゃくちゃ大事。ところで私も700℃から一気に20℃まで冷却してもらえば強くなれるかな?

「マットモノトーン」シリーズはなんと全16種

私は元々他のブログでこの食器の存在を知って買いに行ったので、店で見つけて一目惚れ、というわけではない。私のうんこみたいな写真とうんこみたいな感想ばかりでは記事が一向に華やかにならないので、マットモノトーンシリーズを紹介しているところが無いか探してみた。

jocee.jp

こんなにあったのか……私が行った店舗ではカップ系は置いてなかった。白のスプーンも欲しいしカップも欲しい。自炊しないし基本形態がサルなので食器を使う機会自体が殆ど無かった。ダイエットのために豆腐と味噌汁中心にし始めてからやっと小皿と味噌汁椀を買ったくらい。これを機会に自炊するかって?ウーン。

 

ガスが通ってないんだよなあ。