██についての覚書|██に██したけ█もっ██ないので公█する次第
私の歳ではもう珍しくもなんともない
家計相談みたいなのを、なんとなく見ていた。夫と離婚し幼い子供を自分1人で育てなければならなくなった、車のローンも残っている、子供はなるべく大学まで行かせてやりたいのだがこれからどうすればよいか……といった内容であった。よくある相談といえばよくある相談で、それだけなら気にも留めなかったのだが、相談者が私と同い年である事に気づいた瞬間ヒョワワ~みたいな声が出た。
人生のフルコース
離婚するには結婚することが必要で、結婚するためには(一概には言えないが)恋愛が必要で、恋愛をするためには……何が必要なんだ?いや今はそうじゃなくて。私と同い年なんですか?私と同い年で、恋愛、結婚、車の購入、出産、子育て、離婚までしてるんですか?どうやってやったんですか?私が思うに、多分この女性は人生3回目か4回目くらいなんだろう。そろそろ人生やるのも慣れてきて、物心が付き次第先を見据え計画的に上手いこと進めてきたけど、ひょんなことから離婚に至ってしまい、やっぱり人生は難しいなあなどと思いつつ、でも前回だって孫が5人生まれたし、今回もなんとかやっていけるはず……とか、そういうアレなんでしょう?そうなんでしょう?
考えるだけで鼻血が出そう
それが一時的なものであれ、一生のものであれ、子供を作ってしまえるほど夢中になれる相手って、一体何なんだろう。私と一万円が一晩一緒に寝ることで五千円が生まれたらいいのにとか、そういうことしか考えられない。敢えて胸を張って言わせてもらうが、これまで誰ともお付き合いしたことはない。これまでもこれからもそういうことをするつもりは一切無いし、そもそもなんか、そういうことを考える行為にさえ嫌悪感があって、そう、とにかく嫌なのである。そういうのを考えることそれ自体が、とにかく嫌なのである。あまりにも嫌すぎて文章まで雑になってきている。ああこんな話に持っていくんじゃなかった。今すぐ切り上げたい。今すぐ切り上げて好きなパンのお話とかしたい。胃のあたりが猛烈にムカムカしてきた。切り上げたい。切り上げたいけど書き始めたので書くことにする。ムカムカしてきたので全部吐き出すことにする。
……おや!?わたしのようすが……!
これは以前にも述べたのだが、前のバイト先で老若男女あらゆる層への憎しみを募りに募らせて大爆発したせいで、もう相手が本物の聖人君子であっても躊躇なくアッパーで殴り飛ばせるくらい、他人を見たらまず憎めよ恨めよと、脳が命令してきて、非常に幼いことを言うようだが、とにかくもう目に映る誰も彼もが嫌いなのである。「誰も彼も」という言葉をタイピングしている現在もその先にいるであろう「誰も彼も」を想像し腸が煮えくり返るような気分に陥っている。今でも時々誰も彼もが嫌いすぎて泣きそうになる。実際この前もバイト中に大爆発して泣いたわけだし。過去記事参照。一度大爆発したものは元に戻せないから、もうどうしようもないのだ。ウン。これに関しては諦めよう。『学問のすゝめ』17編の最後は以下の文章で締めくくられている。「人にして人を毛嫌いするなかれ。」うるせ~~~~~!!!そういうことが嫌いな理由についてもっと細かい部分を言えば、まず連絡が苦痛。返事が苦痛。未読無視からの非表示、これ最強。休みの日に時間を合わせて一緒に出かけたりしてやらないといけないのがめんどうくさい。休みの日はひたすら寝たり掃除する日。話すことが苦痛。会話をしている間はとにかく相手の機嫌を取ることばかり考えている。それに自分のことも信用ならないのに他人のことなんか信用できるか!他人と一緒に暮らし始めたらまず通帳と印鑑と財布を入れるための金庫を購入することから始めなければならない。逆に私が盗っ人扱いされたら堪らないので、相手にも買ってもらう。そして……その人に構ってあげてる時間は、無くなってしまうわけだが、それならいつ本を読めばいいのだろう。いつブログを書けばいいのだろう。いつ実況動画を見ればいいのだろう。いつお昼寝をすればいいのだろう。自分の時間が死んでいくのを見るのは辛いものだ。あと……手とか、体に触ったりするのがだめ。とにかくだめで、アルコールスプレーをですね、あの除菌アルコールを、触ったところにいっぱいかけないとだめなわけです。ちょっとそういうのホントだめなので。あなたちょっと、擦り切れるまで手を洗って、擦り切れて傷だらけになったところにアルコールをたっぷりと浸して、手袋をしてから、触ってもらってもいいですか?うっかり人と肩がぶつかるとか、人からものを受け取るとか、人の背中にくっついてる虫を摘んでポイするとか、そういうのは別に全然いいんですけど、とにかく意識的なものを伴うのがだめで……いや違いますな、単純に生肉みたいなのがだめなわけですな。36度とか37度くらいの生肉が、だめなわけですな。そうやって四六時中気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣って気を遣ってクタクタのボロボロの破れ雑巾みたいになるまで気を遣って――これは間違い、気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて気を遣われて――こっちが正しい、その耐え難い苦痛のために磨り減ってミジンコみたいになって、そこまでして得られるのがたったひとりの話し相手っていうのは、ちょっと私には耐え難いなあと思う次第である。以上。
完全に失敗したけどもったいないので公開する次第
いや今回はですね、本当はですね、私がぼんやりぽやぽや生きてる間にほかの人はみんな豊富な経験をしているのだなあ、ということを、冷静にちゃんと書きたくて、書きたかったんですけど、そういうことについて考える嫌悪感に耐えられなくて、もうなんかなんも書けなさそうなのでここで止めます。私は失敗しました。私は恋愛についての覚書など書くべきではありませんでした。考えるべきではありませんでした。しかし世界のどこかには、私くらい恋愛についての覚書がヘタクソな人がいると信じています。導入に使用する素材を間違えました。次は間違えないようにします。
私は失敗しました。