珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

かれこれ30分以上タイトルが思い浮かばない覚書|日記の書き方を忘れた

日記を書く

強い意志

 

たいへんよく生きました

天国に行きたいなどと身分不相応な世迷言を抜かすつもりはないが、死後の世界では魂のほんの一片でも救われたい。地獄よりも優しい場所で、「よく生きました」と言われたい。とはいえ私は既に十分過ぎるほど親不孝の限りを尽くしたと思うので、間違いなく地獄へ行くのだろう。それでも、可能な限りの善き人として地獄に行きたい。とはいえ私は既に一般的な善き人の人生10回分くらいの罵詈雑言を脳内で吐き散らかしたと思うので、間違いなく善き人ではないのだろう。それでも、最期の最期まで醜くあがいて善くあろうとした人でありたい。とはいえ私は勤務中死ぬほど暇な時は専らバックルームの監視カメラの死角でコーヒーを啜っているので、間違いなく善くあろうとした人ではないのだろう。「よく生きました」と言われたいのに、善くあろうとすることさえままならない。ソクラテス先生が肉体を脱ぎたがるわけだ。ウウン、イヤイヤ、私は「よく生きました」と言われたいのであって、「善く生きました」と言われたいとは望んでいないのだ。先程は善き人でありたいと言ったがその実、私の精神と肉体は善く生きるのには向いていない。精々、善き人の真似事をするのが関の山だ。善く生きられるほど強くない。悪く生きられるほど強くもないけど。

 

可哀想になあ

ところでどれほど苛烈な欲求に支配されれば、自ら悪く生きる道を選べるのだろうか。想像もつかない。そうした欲求はつまるところ、倫理観や良心を凌駕するほどの、場合によっては理性さえも超越した、全く人間の手に負えない、まさしく猛獣の如き欲求に違いない。であるからして、健全な欲求を抱くより遥かに痛くて苦しいに違いない。例えば金銭において悪く生きる人々の抱える金銭欲、その凄まじさ、それを抱え続ける地獄の苦しみを想像して、ここはひとつ彼らに 同情・・ してみようじゃないか。――ああなんてことだ、苦しむ君、君はお金が欲しくて欲しくて仕方ないのだね!とにかく欲しくてお金がいっぱいいっぱい欲しくて、泣きじゃくって喚いて転がって、道行く人々の冷ややかな視線を浴びて、それでも欲しくて欲しくて、お金が欲しくていっぱい欲しくて、ああ君の目から涙が出ている!鼻水も!おしっこまで漏らしてるじゃないか!それほどに苦しくて、苦しくて、自分ではどうにもならないほどお金が欲しいのだね!可哀想な君!労働ぽっちで得るお金では満足出来ないのだね!ウンウン、あの人はお金をたくさん持っているね、あの人の持っているお金が欲しくなってしまったのだね!もう我慢が出来ないのだね!そんなに手足をバタつかせて!さあ泣き叫ぶ人よ、君の好きにするがいい!可哀想に!

 

たいへん欲生きました

ここ数ヶ月ずっと欲求のことについて考えているが、悪しき生き方の底には悪しきものを志向する欲求があって、善き生き方の底にも善きものを志向する欲求があって、えーと……1人でも多くの人が善きものを志向する欲求に恵まれたらいいなと思いました。まる。同情するのに全エネルギーを使い果たしたので語彙力が死んだ。私が欲求のことについて考えているというのは、うまく言えないが、悪しきものに繋がりかねない諸々の平凡な人間的欲求をひとつひとつ眺めながら、さてこれはどうしたものか?私の意志で切り捨てられそうなものか?それとも私の意志では切り捨てられないものか?それとも意志に関わらず切り捨ててはならないものか?書き換えられそうなものか?書き換えられないものか?書き換えてはならないものか?などということをぼんやり考えていたのだ。例えるなら、「私はおやつを買ってもいいかな?」ということに始まり、「たまにならおやつを買ってもいいかな?」とか「たまにでも買ったらだめかな?」とか「安いおやつならいいかな?」とか「チョコレートはだめだけどグミはいいかな?」とか「何買ってもいいけど200kcal以上はだめかな?」とか、そういうことを考える一連の流れに似ている。それで、人がそうやって欲求について慎重に吟味しているところに、欲求の命ずるところに従うしか能がないような人々のニュースが次から次へと流れ込んでくるもんで、そういった思考もだんだんどうでもよくなってきちゃうな。それとニュースは流れ込まないな。流動しているのは私の方だな。

 

かゆ~い

長くて、赤黒くて、皮が剥けてて、根元がちょっと細くて、中心に行くほど太くなって、先端には出っ張った固い部分があるものな~んだ。そう、第二関節から上が腫れ上がった私の中指ですね。何度も何度も皮が剥けすぎて赤黒いのがデフォになってきたし、明らかに腫れて太い。時々無性に痒くて掻くと血が出る。頭も皮がボロボロ剥けるし、左足首に至ってはもうふくらはぎの始まりくらいまでぐるっと一周真っ赤に爛れている。善くあれないのなら天が与えたもうた苦行に耐えるしかないってことなんですかね?今月は諸事情で勤務日数が1日少ないし、その上古本を沢山買ったので皮膚科は来月まで我慢しよう。にしても最近の調剤薬局って諸々の電子決済が使えるんですね。体を壊して得た楽天ポイントって業が深い。そこだけ苦獄ポイントに改名しろ。

 

 

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