珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

なりたい自分になろうとして美少女メーカーやり尽くした覚書|ところで「白黒れむ」っていう名前どう思う

「白黒れむ」って名前が既にVtuberっぽい

これはVtuberの才能ありますね

 

Vtuber白黒れむ」は白と黒を基調とした耽美なビジュアルと、それにマッチしたミステリアスなオーラや落ち着いた物腰、それでいて電波的な発想とポンコツ感溢れる言動が特徴的な貧乏哲学屋Vtuberです

実を言うとVtuberの動画も配信も全く見たことがないのだが、現実離れした理想の自己像を思い描いては空想に浸っていたかつての子供が、技術の発達に伴い誕生したVtuberなる存在に喰いつかない筈もなかった。実際のVtuberがどんなもんかは別として、己のようで己ではない、けれども明らかに自身の延長としての何者かの「中の人」として生きていく、かつて夢みた理想の生き方が現実に存在していることに感激すら覚える。極限まで理想化された自己、その姿のままで生きることさえ今では可能になったのだ。そんなわけで昨今では恥じ入ることなく堂々と「極限の理想」について語ることが出来るようになったと思う。現代の技術を使えばライオンになりたい女の子はライオンになることが出来るし、女の子になりたい男の子は女の子になることが出来るのだ!そうやって沢山のおじさん 男の子が女の子になっている。ウーン、私はライオンになった方がいいのかしら?

 

Vtuberになりたい」んじゃなくて不特定多数から存在を肯定されたいだけでしょ

ところでひとつ懸念事項を挙げるならば、Vtuber白黒れむは一体何をしている人間(?)なのかということだ。一般的なVtuberは何をしているのかさえよく分かっていないのだけど。ゲーム実況?雑談?そんなところだろうか?医学薬学教職など、中の人の職業に基づく専門家Vtuberなんかは見たことがある。しかしVtuber白黒れむはそんな専門知識持ってないし、そもそも、ええ、現実でも特にやることの無い人間が、バーチャル世界で何をするっていうんです。昼飯時に空っぽの冷蔵庫を眺めながら3時のおやつには何を食べようかと思案するようなものだと思う。まず昼飯をどうにかしろ。現実はごはん、バーチャルはおやつ。おやつはごはんを食べてから。話を戻すと、私に出来ることは精々ここのブログで書いているようなことをほぼそのまま垂れ流すくらいだ。この世がいかにウンコであるかについて熱弁したりする。なるほど、人生に疲れたハイカラな美少女が人生について考えるのだな。ネタに困ったら美味しいコーヒーや新商品のパンのレビューでお茶を濁す。そうやってこれまで私がやっていたことを、ハイカラな美少女に全て代行させる。嗚呼、ハイカラな美少女に全権を委譲して私は悠々自適な老後を送りたい。「中の人」たる私が支えてやらずとも自立歩行するようになったハイカラな美少女の人生をコンテンツにして不労所得を得たい。

 

空白の12年の間に推しがパパになっていたのに私はこの12年で一体何をしていたのだろう

こういうことを考えるのも、あながちただの妄想遊びというわけでもない。なぜならこういった慰み事は、頭の中で用意した理想の肉体に、自分の中から何を入れて、何を入れないかを考えることから始まるではないか。私はVtuber白黒れむの肉体に、私の中から「人生や哲学について考えがち」という要素を入れようと思う。人生や哲学について考えるのは、一般人が友情や恋愛やその他好ましいことについて考えることに比べたら全く面白みに欠けるかもしれないが、私にとっては友情や恋愛やその他好ましいことについて考えるよりもよほど楽しいからである。一方で、私の中のクソ落ち着きがない部分は置いていこうと思う。クールなキャラになりたいから。二次元だと作中のクールキャラなら問答無用で好きになりがちである。そういえばかれこれ20年近く推しているクールキャラ界でも実力容姿人気共に最強クラスを誇る某犬妖怪に娘が出来たらしい。お前、ちゃんと女を抱けたのか。本当に良かった(?)

 

また毛の話してる

理想の分身を作るにあたって、本来の自分という要素の9割9分9厘9毛が切り捨てられてしまうにしても、分身を動かすために残りの1毛は絶対に必要なのだ。自分が妄想する「自分」に自分の要素が1毛も入らないことがあるだろうか。完全に自分から脱却したおニューの「自分」を拵えたければ、私のことを全く知らない赤の他人に私の情報を何ひとつ渡さない状態で作ってもらうより他に方法があるだろうか。人は今の自分に不満があるからこそ自分以外の「自分」について妄想豊かにするわけだが、完成した理想像の中に今の自分が大なり小なり混入したとして、それでも満足のいく仕上がりになったのなら、今の自分も捨てたものではないということだ。1毛くらいは使える部分があったということだ。多分。

 

最強の美少女が出来た

ところでもっとももいろね式美少女メーカーを使って私の考える理想のVtuber白黒れむを作ってみた。選べるパーツに限りがあるので流石に100%理想通りとはいかないが、こんな感じの美少女になることだろう。

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(正直びっくりするくらい好みの美少女が出来た)

picrew.me

(気づいたら2時間ぐらい遊んでたのでみんなも遊ぼう)

 

ブログの読者が5000兆人突破したら配信やります

書くだけタダ! Vtuber白黒れむの生態:アラサー。人前に出る時はハイカラなデザインの衣装を身に纏って登場するがそれ以外で専らドンキの黒ジャージを愛用している。衣類から家具まで全てを白と黒で統一するこだわりっぷりだが、ベッドの上にたくさ転がっているピカチュウのぬいぐるみをどうしても手放せないことが最近の悩み。ルックスは紛う事なきお耽美系お嬢様なのだが家賃3万のアパートに住み、コンビニや24h営業のスーパーで夜勤バイトをして生計を立ている。趣味はブックオフの100円コーナーを漁ること。難しい本を読むのが好きだが貧乏なので同じ本を何度も読では考えることで1冊の本をクレープ生地のように広げて延ばして最終的に薄さ0.01mmの世界に到達するのが得意。スキンメーカーに就職できるのではと思っている。お気に入りは『パイドン』『エピクロス』。Vtuberを始めたきっかけは遊ぶ金が欲しかったからなどと供述しており、基本的に金の亡者である。声が野太い。

 

 

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