珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

おなかがいたい覚書|おなかがいたい実況です

フワーッ!

人が空を飛べたとしたら、そう、きっとこんな感じ。私には分からない。人体が分からない。胃が痛すぎてずっと空を飛んでいた。首から下は鉛のように重く、首から上は羽根のように軽く。痛みのあまり思わず首が取れてしまった私が首だけで飛んでいる感覚だった。首をドローン本体とするならば、胃が送信機だ。胃で生首を操作しているのだ。胃を左にグイッとすると生首も左にグイッと動く。右にグイッとすると生首も右にグイッと動く。胃をグイングインすると生首もグイングインする。頼むからその胃をグイングインするのをやめてくれ。胃をコントローラー代わりに操作される痛み、胃を左右に揺さぶられる気持ち悪さ、それに連動して生首が左右に揺れ動く浮遊感。浮遊感与えちゃったかな。まあとにかくそんな具合で、今日の私は四肢が完全に置いてけぼりなのである。オエップ。

 

胃です

労働中に胃薬を2包飲み、家に帰るなり即座に胃薬に手を伸ばして、ああいや手は置いてけぼりなので無いんですけど、しかし胃は痛いくせにどうにも腹が減ってるってんで、煮玉子を1個だけ吸い込むように食べて、即座に後悔して、胃薬飲んで、寝っ転がって、置いてけぼりにした手足を必死に探しながら、記事を書いています。持病の頭痛も元気してます。そんなら早く寝りゃァいいものをねえ、苦しいときには苦しいときにしか書けない文章があるに違いない、なんて。そんなこと言ってお前さん、文章を書いていて苦しくなかったことがあったかい。いやないね。珍しくリアルタイム投稿だと思ったらこれだよ。誰か私の胃から電池をきれいさっぱり抜き取ってほしい。そうすれば胃は送信機としての役割を失い、同時に浮遊する私の頭も地面に落下するはずだ。ウググ。酷い文章を書いている自覚はある。それは今の私が胃に支配されているからである。今の私はだいたい胃である。胃が書いている。胃が考えている。書いてるのが胃ならしょうがないね。胃って頭よりも頭悪そうだもんね。

 

 

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