珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

唯一本物の立体空間についての覚書|なんやかんやまだ世間は出不精に厳しい

棲みたい場所ランキング2021

3位:リスの巣穴

2位:ハムスターの小屋

1位:夏休みの小学生に作らせた秘密基地

 

はてブロお題ページの文章傾向を分析して中の人について考える遊びもいいかもしれない

はてブロのお題、そこそこの頻度でトンチキなテーマを出してくるかと思えば今週や先週のような「お題として100点満点のお題」を出してくることもあるから本当に喰えないやつよの。にしたって、今週のお題は実に明瞭で爽やかだ。梅雨時のじめじめむしむしした空気とはまるで対照的だな。さて、これまでそこそこの引っ越し回数をこなしてきた私だが、この先住み家を変えることがあるとしたら、今のアパートを追い出されるときだろう。住みたい場所と言われても、あいにく私は今住んでいる場所以外にはとんと興味がないのだ。今住んでいる場所以外に目を向ける余裕がないと言い換えた方が誤解を招かなくていいかもしれない。「住んだ場所が住みたい場所」。これに尽きるね。

 

あ~自分の部屋~

もう少し真面目に考えよう。住みたい場所なんて、「自分の部屋」以外にどこもない。自分の部屋でありさえすれば、地球の裏側でも宇宙の表側でも天国の上側でも地獄の下側でもなんだっていい。自分の部屋さえあれば、そこが私の住みたい場所だ。自分の部屋という楽しい独房の中に、ずっと閉じ込められて暮らしたい。意中の相手以外みんなカボチャに見えるのと一緒で、自分の部屋以外はみんな絵に描いた立体空間でしかない。本物の立体空間は自分の部屋しかないのだ。いやあ、外の世界を原画を担当した人は本当にパースの取り方がうまいですね。外の世界の塗りを担当した人は色使いが素晴らしい!私の部屋なんかほら、歪みまくってて色もぐちゃぐちゃで何の取り柄もないし、褒められる点といったら、これが私にとっての唯一本物の立体空間であるということくらいですよ。

 

名所の持ち腐れ

自分の部屋の外にどんな景色が広がっていようが、それは決して私の部屋に入ってくることはないのだから、大して気にならない。物資を通して間接的に入り込んでくるという意味では、コンビニやスーパーの有無や立地がやや気になるところかな。悲しくもこれが出不精というものである。すぐ目の前に図書館やでっかいTSUTAYAがあったり、休憩所完備でゆったり見て回れて何回足を運んでも飽きないような名所があったら、毎日通うのかな?イヤイヤないな。新しい景色は、日が経つにつれてどんどん平面になっていくものだ。

 

欲がない

いつもより随分短いが、今回はこの辺で切り上げよう。無理して文量を増やしてもあまり興味関心がないのがバレてしまう。見通しがよくて、コンビニが近くにあって、スーパーかドラッグストアがそこらへんにあって、何よりきちんとした「自分の部屋」がそこにあれば、それでようござんす。

今週のお題「住みたい場所」

 

 

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