珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

みんなが好きな白黒赤についての覚書|あなたもわたしもアート

好きな赤いものについて

これ

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アーアアーアーアー

だいぶ昔に超有名実況者がプレイしていたゲームなので、知っている人はわりと多いんじゃなかろうか。このゲームについて言葉でとやかく説明するのは無粋だと思うので、気になった人はとにかくプレイして欲しい。「The Path」赤ずきんをモチーフにしたホラーゲームである。いや、ホラーゲームというよりかは、ホラーな雰囲気を味わうゲームと言ったほうが適切かもしれない。どちらかといえば映像アート作品に近い。ゲームシステムを一言で表せば、お散歩ゲームである。必要な動作、歩く。以上。赤ずきんをモチーフにしているというだけあって、六姉妹がひとりずつ、おばあさんの家を目指して歩いていくゲームである。六姉妹の名前は長女から順にスカーレット、カルメン、ルビー、ジンジャー、ローズ、ロビン。みんな「赤」に関連した名を持っている。BGMもたまらんので聴いてくれ。Youtubeにあるぞ。

 

存在がアート

赤という色単体はそこまで好きではないのだが、白と黒に足された赤となると話は別だ。白足すの赤。黒足すの赤。白足すの黒足すの赤。あ~いいっすねえ。どうしてこうも白黒に赤を足すのはいいのかねえ。白と黒に赤があるだけでもうアートって感じじゃないですか。白い画用紙に黒と赤をぶちまければ、それだけでもう私にとってはアートなのである。お金が貯まって週6夜勤生活から抜け出した暁には、白と黒と赤のアートでもやったろうかしら。何番煎じなんてどうでもいいから、やったろうやないかい。ちなみに、私がもっとも得意でかつ好んでいるモチーフは水と木のある風景である。要は、青と緑である。授業で人間やリンゴを描いているときはそりゃもう退屈だったが、水と木のある風景を描いているときはそりゃもう面白かった。ずっと描いていられると思った。それでも、やったろうやないかい。

 

くそーっ

人間も、新鮮なうちは赤いが、鮮度が落ちるとどす黒くなり、生者の手により再度赤を加えられて、やがて白くなる……アーアー、この話はやめよう。ところで皆様は 九相図くそうず という作品をご存知だろうか。一言で言えば、死んだあと人の体がどうなるかを生々しく描くことで、「現世における人間の肉体なんてこんなもん」ということを知らしめるための作品である。これには実在の人物をモデルにした派生作品が存在し、絶世の美女として知られた小野小町とてその例外ではない。

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どうせみんなこうなるんだからせめて精神だけは死後も綺麗にありたいものですね(手遅れ)

 

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黒の難点といえば汚れが目立ちやすいことであり、白の難点といえば汚れが目立ちやすいことである。黒い服をよく着る人なら分かるだろうが、黒は決して汚れが目立たない色ではない。ホコリとか、糸くずとか、あとは髪の毛なんかも光で反射するので案外目立つ。白は言わずもがな。先日親と買い物に行き、これからの季節にちょうどいいパーカーを探していた時に、「これなんかいいんじゃない?」と、首から胸が黒、胸から腹が白、腹から下が黒になっているパーカーを親が持ってきたが、「ちょうどカレーをこぼしそうな位置だけ白いのがヤダ」という理由で却下した。白→黒→白なら検討していたかもしれない。私はときどき考える。どうして服についた糸くずひとつ取るのも億劫に感じるほどズボラな人間なくせに、こうも汚れが目立つ服ばかり着ているのかと。「私はこんなに汚れていますよ」ということをアピールしているみたいじゃないか。いや……いや、人が着るものにあって、汚れが目立たない服なんてそうそうあるもんじゃないな。何色の服を着ていたって、人間の汚れはそう隠しきれるもんじゃない。

 

これみんなも好きでしょ だからこれはアート

たとえば、これもアート

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これもアート

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今週のお題「赤いもの」
 

 

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