珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

自宅珈琲店監修おいしいコーヒーについての覚書|このあと買いに行きましたクッキーに許される苦味の上限ギリギリを攻めている感じでめちゃくちゃ美味しかったです

やばい

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50000000年ぶりくらいに「これは是非とも買いに行かねば」という気持ちを抱いた

 

ならサ店に行くぜ!!

白黒さん、あなた丸福珈琲店、好きなんですか?ウウン、初めて聞いた。でも珈琲店監修のコーヒークッキー、しかも「濃い」コーヒークッキー、おいしいに決まってるじゃないですか。ところでこの丸福珈琲店なる喫茶店、公式HPの店舗情報を見ると、私が住んでいる県には店舗が存在しなかった。そりゃ知らないわけだ。そもそも喫茶店に詳しくないし。私が喫茶店について知っていることと言えば、ウーン、遊戯王DMで闇遊戯と杏子が初デートで最初に行った場所がサ店(※)とか、それくらいです。フィクション作品における主人公とヒロインの初デートシーンというのは星の数ほど存在しますが、闇遊戯と杏子の初デートがいちばん好きです。なんか全体的に勢いがすごいし、デートでカードショップ行くの最高でしょ。カードショップ。楽しいに決まってるじゃん。買ったパックからいいカードを引いた遊戯に杏子が「やったじゃん!」って言ってあげるのがこれまたいい。シングルカードを見るのもいいし、パックを買ってその場で開けて盛り上がるのもいいし。今度から好みのタイプを聞かれたら「一緒にカードショップ行ってくれる人」って言おう。

※喫茶店を表すスラング「サ店」は遊戯王デュエルモンスターズ連載当時ですら既に死語であったが闇遊戯は約3000年前のエジプト第18王朝の王様なので仕方がない

 

それはちょっとこまる

私、コーヒーは好きなんですけど、喫茶店みたいなオシャレ空間がメチャクチャ苦手で、生まれてからこれまでまだ1度もソロ喫茶店なるものをしたことがないです。個人経営の喫茶店は勿論、大手チェーン店にすら行ったことがなく、要はスタバにもドトールにもタリーズにもコメダにも行ったことがないということです。人生経験のひとつとしてそろそろソロ喫茶店デビューした方がいいかなとも思うのですが、見知らぬ他人と見知らぬ他人の間に挟まってコーヒーを飲んだところで特段いい気分がするとも思えないので、やっぱりやめておきます。もしも喫茶店がオセロ盤だったら、見知らぬ他人と見知らぬ他人に挟まれて、私まで見知らぬ他人になってしまいます。

 

ノーライセンス・ノーセンス

ひょっとすると、おいしいコーヒーがおいしいのではなく、快適な環境で飲むコーヒーこそがおいしいのでは?すなわち、何を飲むかではなく、どのように飲むかが重要なのでは?喫茶店の中を快適だと感じる人が喫茶店の中で飲むコーヒーはその人にとってさぞかし美味しかろう。一方私は他人がすぐ近くにいる状況で飲み食いするのがあまり好きじゃない。落ち着かない。それなら無理に喫茶店へ足を運んでコーヒーを飲む必要もあるまい。自分にとって快適であると思える環境さえ手ずから整えれば、あとはその環境が勝手にバリスタを務めてくれる。私はただその場で待ちさえすればいい。待っていれば、私のための最高のコーヒーが勝手に出てくる。私にとって快適な環境は私が公共に開放しない限り私だけの環境なのだから、私だけの専属バリスタだ。わあい。

 

1杯のいいコーヒーは一度味わうとなくなるがいっぱいのいい環境は一度味わってもなくならないのでコスパがよい

もしも私が人類最後のひとりになったら、是非とも白い部屋の中心でコーヒーを飲みたいものだ。近所を散歩して適当にデカい家を見繕い、窓を割って中に入り、家具を全て運び出したあと、近所のホームセンターから白いペンキを持ってきて、部屋中を真っ白で塗りたくる。私が人類最後のひとりなのだから、誰もそれを咎める人間はいない。近くに大学があるから、大学の講義室でもいいかもしれない。長机にパイプ椅子の簡素な講義室であれば、中のものを運び出す手間も少なくて済む。それで、真っ白になった部屋の真ん中にテーブルひとつ置いて、コーヒーを飲む。白い部屋、誰もいない空間、コーヒー、最高。飲むコーヒーはなんでもいい。ドリップでもいいし、インスタントでもいいし、なんならコンビニから缶コーヒーを拝借して、それをカップに移し替えてもいい。現代のコーヒーはだいたいうまいようにできている。ミルクも砂糖も入れない代わりに、一抹の寂しさを少々。コーヒーを飲んで「コーヒーがうまい」と言う以上の人間になりたい。空間の広がりに舌鼓を打てる人間になりたい。時間の流れを賞味できる人間になりたい。身近な空気を咀嚼できる人間になりたい。眼前の快適さを飲み干せる人間になりたい。座右の幸福を味わえる人間になりたい。そのためなら、舌を切り落としたって一向に構わないのだが。

 

落ち着く自室は実際万能調味料だよね

自室のこと、何を飲み食いしても「うまい!」と言える環境にしたい。うまいものをいちいち探してくる必要はない。ここに来れば、何でもうまい。それって最強。コーヒーを美味くするも不味くするも自室次第。自室くんプレッシャーで泣きそうな顔してる。かわいいね。そのまましくしく泣いてくれたら、床掃除をする手間が省けると思うんだけどなあ。

 

自宅を自分専用の喫茶店にすればいいじゃん

天才

 

 

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これから初デートに行くとは到底思えないこのコマの勢い好き