珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

私の疲労は取れないし人類のかわいそうは消えないし悪魔と天使は人の心が分からない覚書|だめです

ガンギマリ

ド深夜にエナドリで栄養剤とサプリメントを流し込んでる自分かわいそうって思うけど本来この処置は疲労でかわいそうな状態に置かれている自分に対して行う処置であってかわいそうな自分をどうにかするための処置ですらかわいそうなのほんとかわいそう

 

それもこれも全て労働ってやつのせいなんだ

たとえばこれが爽やかな朝9時にマッサージチェアに腰掛けおいしいコーヒーを片手にファミマの冷やして食べるバウムクーヘンを貪りながら目にはめぐりズム蒸気でホットアイマスク(完熟ゆずの香り)を装着し足裏には足すっきりシート休足時間を貼って膝には猫を置き加湿器のスイッチをオンにしYoutubeでジャズを流しながら一息入れるとかだったらかわいそうじゃないのかしら。ねえ。どうなのかしら。かわいそうな自分に対して行うかわいそうじゃない処置って一体何なの。惨めではない処置と言い換えてもいい。私はまだエナドリで栄養剤を飲んでいる程度だからいいが、例えばこれが毎日仕事帰りに病院へ疲労回復の注射(保険適用外)を打ちに行くとかほうほうの体で酸素カプセルに入りに行くとかだったらもっとかわいそうなのかしら。それともそれだけの処置を日常的に行う時間と財力があるという点においてはかわいそうじゃないのかしら?一般庶民はそうホイホイ疲労回復の注射(保険適用外)を打ったり酸素カプセルに入ったりはできまいよ。でもそこまでしなきゃいけない人ってのもそれはそれでかわいそう。でも一般庶民には手が届かないリッチな処置ができるという点ではかわいそうではなさそう。でもやっぱりかわいそう。

 

生きている限りかわいそうという概念から離れられない人類かわいそう

かわいそうな自分にしてあげられる精一杯の処置。それが少なければ少ないほど、かわいそうな自分にさえ満足に施してやれないという点で、一層かわいそうだ。それが多ければ多いほど、かわいそうな自分はそれだけ多大な処置を必要としているという点で、一層かわいそうだ。極端な例を出すと、転んで擦りむいた膝に貼るガーゼすら無いのもかわいそうだが、1泊20万の最高級特別病室で全身包帯ぐるぐる巻きにされているのもそれはそれでかわいそうというわけだ。かわいそうな自分に対してちょっぴり施そうがたっぷり施そうが、結局かわいそうな感じになってしまう。どう足掻いてもかわいそうの上塗りである。かわいそうな自分にしてあげられる最もかわいそうでない処置って一体なんなんだろう。ヤレヤレ。もうなんだっていいか。

 

お前らほんと余計なこと言う以外に仕事ないの?

私がドンキで60円くらいの栄養ドリンクを買っていると、たまたま近くを通りかかった悪魔が私の耳元でこう囁く。「大層疲れているくせにそんな安物の栄養ドリンクしか買えないなんてかわいそうに」。またある日、私が薬局で2000円くらいの栄養ドリンクを買っていると(※)、たまたま近くを通りかかった天使が私の耳元でこう囁く。「そんなに高い栄養ドリンクを買わなくちゃいけないほど疲れているなんてかわいそうに」。ハア、もう一体どうしろというんだ。我々は右に転んでも左に転んでもかわいそうなようにできてるんだから、放っておいてほしい。我々人間のことは、所詮悪魔や天使には理解できまい。我々人間でさえも、「かわいそう」という言葉にかわいそうという心を上手に篭めるのはなかなか骨が折れるもの。ちょっと匙加減を誤るだけで、馬鹿にしているだの、見下しているだの、所詮他人事だのと大変な不興を買う恐れがある。お前たちの「かわいそう」にはまるで心が篭っていない。人の心が篭っていない。人ではないのだから当然か。まあなんだ、とにかく、もう少し人の心を勉強してから出直してきてほしい。

※フィクションです

 

疲労がポンと取れたらいいのになあ

だめです

 

 

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