珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

もう二度と帰ってこない人間の味とお子様ランチについての覚書|自炊できる人は家でお子様ランチ食べ放題じゃん いいなあ

堅あげポテト香ばしにんにく味

ポテトチップスのパッケージに書かれた「人間の味が帰ってきた!」というコピーを見て驚愕……はしなかった。驚愕はしなかったが、いたく満足して「ウム」と頷いた。いいじゃない。カムバック人間の味。ウェルカムバック人間の味。おかえりなさい人間の味。まだ帰れる故郷があったんですね人間の味。まあ実際は「人気の味が帰ってきた!」の見間違いだったわけですが。

 

呪術廻戦好きなキャラ1位夏油傑同率1位七海建人3位伊地知潔

人間の肉の味はザクロに似ているとかそんな俗説が有名ですけど、それは置いといて、人間の味は一体いかなる味であろうか。うすしおコンソメ?のりしお?うすあじ?濃い味?妙味?滋味?うまあじ?うまあじ派は賢いな。人間に味があるとすれば、一体どのような味なのだろう。うまあじがするとは到底思えないのだが。臆病、狡猾、気まぐれ、強欲、なんかそういうひと舐めで舌がバカになりひと呑みで内臓という内臓がバカになりそうな食材を集めて500万年500万年晩煮詰めた味がするのだろう。どれほどの悪食者でも到底賞味に耐えられぬような味がするのだろう。それこそ吐瀉物を処理した雑巾の味ってね。呪術廻戦0観に行きてえなあ~~~~50000000年ぶりに映画館で観たいって作品が生まれたどうしようあと原作コミックも全巻家に置きたい

 

お前が大丈夫か?

最近どんな媒体を通して人間を見ても「人間……ほんとに大丈夫か?」みたいな気持ちになっていけない。ニュースもそうだけど、雑誌とか、SNSとか、あと仕事関係の通達とか、とにかくどんな媒体であっても。その媒体の中にはもちろん自分自身の目も含まれる。人間、昔はもうちょっとこう……「いい味」みたいなのが出てなかった?「いいないいな人間っていいな」みたいな味が出てましたよね?あんまり昔は昔はって言うと懐古厨乙って言われそうですけど、でも昔は……昔……昔と味が変わって……かつて感じていた人間の味と今感じている人間の味がまるきり違って……例えるなら子どもの頃には不味いと感じていた食べ物を大人になってから美味しいと感じるようになったり、逆に子どもの頃には美味しい美味しいとパクパク食べていた食べ物が大人になってからは味気なく感じたり大味に感じたり、そういう……味覚の……味覚の変化……味覚の変化?

 

幼稚園の頃の1番の好物はマヨネーズつけたアスパラガスだったんですけど大人になった今それを食べても「ウワッ……お野菜……」って感想しかなくて不思議

アーハイハイなるほどね。すべて理解しました。人間の味が変わったのではなく、私の味覚が変わったのですね。アーハイハイ。それで、昔はどちらかといえば美味しく感じていた人間の味が今や、頑張れば食べられないこともないが食べなくて済むのなら食べたくないような味に変化したわけですね。私の味覚の変化によって。アーハイハイ。味覚は年を取ると変化しますからね。苦味や渋味を美味しいと感じるようになったり、濃い味が受け付けなくなったり、そういうことは誰にでも普通にありますからね。

 

子どもの風格、大人の哀愁

この先私はどんどん、人間の味を受け付けなくなるのかなあ。これといって残念な気持ちは今のところ湧かないが、ちょっとだけ寂しいよね。大人になってからお子様ランチアレルギーになるようなものだよ。昔はあんなに美味しい美味しいと食べていたはずなのに、もう一生食べられないんだね。世の中お子様ランチより美味しいものはごまんとあるわけで、別に惜しいってほどでもないけど、なんだか寂しいね、って。私はお子様ランチなんてもう20年くらい食べてないし、その20年の間に「あっお子様ランチ食べたい」と思ったことなんて多分1度も無いけれど、なんとなく1人で入ったファミレスで自分と同じくらいの年頃の夫婦が小さい子どもを連れててその子どもがお子様ランチを食べているのを見て、いいなあ、お子様ランチ食べたいなあって思うかもしれないね。でも大人1人じゃお子様ランチは注文すらさせてもらえないんだろうね。アレルギーの発症を待つまでもなかったね。大人になったら、食べられないんだね。もしこのブログを んでいるちい さなおともだちがいたら、わたし から いたいことが2つあります。ひとつ。お 子様こさま ランチはいま しか べられないんだからおかあ さんやおとう さんからなに われようが くほど っておきましょう。ふたつ。こんなブログ ちゃいけません。

 

 

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