カレーもしくはうどんあるいはその両方についての覚書|メインディッシュは2度刺す
カロリーオーバーです
「あ、カレー食べたい」と思ったらその後なるべく速やかにその欲求を消化しておかないと後日「あ、うどん食べたい」という欲求を催してスーパーに寄った際にカレーを見かけて数日前に抑え込んだはずの「あ、カレー食べたい」という欲求が突如メントスコーラのごとく噴き出してカレーとうどんの間で板挟みになり死ぬほど悩んだ挙句最終的にカレーとうどんを一度に両方食べる羽目になるぞ!
隠し味(隠れてない)
瑣末な欲求は下手に抑え込もうとせず速やかに消化しておくのが吉。学習しました。今はもうカレーの口もうどんの口も収まったので心穏やかです。穏やかじゃないのは私の体重くらいです。カップ麺を作るときはお湯少なめ待ち時間短めにしてモッチモチの固麺の中にところどころザクザクの食感が残るように仕上げるのが好きです。チキンラーメンをお湯半分くらいで作ると皿うどんみたいになってウマい。スープが塩辛くなるのでスープは飲まずに残しておき最後の方でお湯足して飲みましょう。あと、2週間くらい前に初めてカレーメシを食べたんですけどアレめちゃくちゃおいしいですね。これまで食べたカレーの中で1番おいしいかもしれない。フルーツ感強めの濃厚ドロドロカレー。隠し味にウスターソースをありったけぶちこんで一晩中煮詰めた特濃甘口カレーって感じ。カレーは辛い方が好みだけど、あれはあれでよいものだ。
明星×丸美屋の味道楽焼きうどんウマイ
「カレーとうどんで悩んでるならカレーうどんにすれば一石二鳥じゃん」って思うかもしれないんですけどそうじゃないんだよ。「カレーとうどん」と「カレーうどん」は全然別物なんだよ。魚とコロッケと魚ロッケだって全然違うじゃないですか。夕飯に魚が食べたいけどコロッケも食べたいってときに魚ロッケを食べて満たされるかって言われると甚だ微妙じゃないですか。いくら魚ロッケそのものが美味しくてもいざ食事が終わってみると魚欲もコロッケ欲も満たされてなくて結局「あー、明日こそ魚かコロッケ食べよう」ってなると思うんですよ。
個人の感想です
中間案とか妥協案って別に魔法でもなんでもないんだよなあ。「カレーうどんはおいしい」というただの事実は、「おいしいカレーを食べて満足したい」「おいしいうどんを食べて満足したい」というただならぬ欲求に対するなんの慰めにもならない。ただただ「カレーうどんはおいしい」、それだけである。「カレーうどんはおいしい」というピースがうまいこと嵌るのは、「おいしいカレーうどんを食べて満足したい」という欲求に対してだ。その見極めを誤らないようにしよう。布団で優雅にゴロゴロしているときに宅急便が届いてヤレヤレと思いながら立ち上がるような具合に、ヤレヤレと思いながらカレーを食べたりうどんを食べたりすればよいのだ。布団から起き上がりたくない、でも荷物は受け取りたい、そこで妥協して寝そべったまま玄関までゴロゴロ転がっていったとしても、ドアを開けて配達員さんの驚いた顔を見た瞬間に後悔するだけなのだから。