ベルトコンベアーのように流れられない覚書|でも人生はベルトコンベアーのように流れるってどっかの漫画も言ってる
去年買ったコーヒー2kgがそろそろ無くなりそうで手が震える
頭痛薬がそろそろ無くなりそうなときと同じような手の震え方してる
海外のどっかには客が「積極的に声をかけて」「見てるだけですそっとしといて」の腕章を付けて買い物できる洋服店があったような
なんか最近無性にコーヒーにこだわりたい気分なので思い切ってカルディ行っちゃおうかな~~~ちょっぴりの量でそこそこ値の張るおいしいコーヒー買っちゃおうかな~~~しかも久々に豆挽きたいから粉じゃなくて豆で買っちゃおうかな~~~と思ったけど対面でコーヒー豆注文するのはドキドキするのでやっぱりやめます。はい英断。大人しくマックスバリュでいつものコーヒー買うかまた楽天で注文します。優柔不断だから絶対すぐに決められないし、どうせならコーヒーの説明とか風味のバランス表とかじっくり読みたいし、かといっていつまでもレジ前でもだもだしているのも店員さんと他の客に申し訳ないし。額には「注文が決まり次第声を掛けますのでしばらくそっとしておいてください」、背中には「考え中です会計の方はお先にどうぞ」と油性ペンでデカデカ書いておいて、思う存分選びたいものだなあ。
あなたファストフード向いてないんじゃ
カルディはまたちょっと違うかもしれないが、客が一列に並んで商品やオーダー内容を決めながら少しずつ前進するタイプのお店マジで苦手なんですよね。ミスドとか、サーティワンとか、サブウェイとか、はなまるうどんとか、難易度高くないですか?事前にメニュー調べて注文するものをしっかり決めてからじゃないとおっかなくて入店すらできない。四方八方からの決断を迫られてる感に耐えられない。いや、決断を迫られてるというか、決断が迫ってくるというか、一度並んだら基本的に逃げられないじゃないですか。いや逃げられないこともないんですけど。注文前なら列から離脱するくらい好きにしろよって感じなんですけど。でも一度並んで離脱しないと決めたならもう決断がやって来ることはほぼ確定なんですよ。決断はどうしたって我々の元にやって来るんですよ。ご注文は?と訊かれて「わかりません」と答えるわけにはいかないんですよ。
どすこい
ホラ、時間の経過とともに壁や天井や床がどんどん迫ってくる部屋ってあるでしょ。あるのかな?あっちゃいけない気がするな。とにかくああいう具合に、四方八方から決断がどんどんどんどん迫ってきて、決断が迫ってくればくるほど私は身動きがとれなくなるのだ。それで、最後には圧殺されると。決断に。ぐえーっ死んだンゴ。「決断」って字面、あたかも剣士属性みたいな雰囲気ありますけど、実際はどすこいプレスで圧殺してくる力士属性ですからね。決断は我々を一刀両断するんじゃないの。押し潰すの。最初はじわじわと、最後は一気に。
私の時間<カロリー<味<<<<金額
そんなこと言いつつもああいう店にいくとついつい見栄を張って「玄人感」を出したくなるんだよなあ。ならない?「私この店ではいつもこれしか注文しないの」「値段なんかいちいち気にしないわ、食べたいと思ったものを頼むだけよ」「味?金額?カロリー?それは私の時間より価値のあるものなのかしら?」みたいな雰囲気を出しながら即決で注文したい。洋画の吹き替えみたいな台詞を脳内でスマートにキメながら注文したい。何言ってるんですか?まあ。まあまあ。まあまあまあ。この子ってばついさっき山から下りてきたばかりで人里はとんと初めてなのよ。許しておあげ。
コーヒーにも季節に応じてさくらブレンドとかサマーブレンドとかハロウィンブレンドとかクリスマスブレンドとかあるけど
アレよくわかんねえや