ザ・覚書|ザ・許されたい女
ザ・ぜんぜん人の話を聞かないカップル
わたし「ところでお客様」
ぜんぜん人の話を聞かない彼女「えーでも絶対前の髪型の方がよかった」
ぜんぜん人の話を聞かない彼氏「は?なんで?」
わたし「身分証明証を」
ぜんぜん人の話を聞かない彼女「前髪重たい方がよかった」
わたし「あの」
ぜんぜん人の話を聞かない彼氏「前の髪型セットに9時間かかっとったから」
わたし「お客様」
ぜんぜん人の話を聞かない彼女「(笑)」
わたし「(お前らマジ絶対許さんから覚えとけよ)」
ぜんぜん人の話を聞かない彼氏「でも今はシンプル・イズ・ザ・ベストよ」
わたし「許した」
ザ・許した
あーもう全部許した。悔しい。それまで全然こっちの話聞かずに受付で雑談に耽ってたのもこっちが説明しようとしたそばから遮ってわかんなーいわかんなーいと騒いでいたのも私の目の前でお互いの頭や顔をベタベタ触りあっていたのも全部許した。いやだってさ、シンプル・イズ・ザ・ベストですよ。ザ・ですよザ・。こんなん許すに決まっとるやろ。お前店員の話はぜんぜん聞かないくせに一丁前に冠詞は付けるんだな。ザ・チャラ男って雰囲気しといてさ。許したわ。シンプル・ヘアスタイル・イズ・ザ・ベストってことやんな。しらんけど。セットに9時間かかっていた以前の髪型(?)と比較して、今の髪型の方がベストってことやんな。だから、絶対そうしなきゃならんってわけじゃあないけれど、どっちかといえばザ・を付ける方がベターやねんな。ベストだけど、ベターやねんな。しらんけど。
ザ・ザ・ダイソー
私もこんな風に許されたいよね。シンプル・イズ・ベストと言いがちなところをシンプル・イズ・ザ・ベストと言ったからというただそれだけの理由で何もかもを許されたいよね。ザ・というただ一音、ただそれだけを以てそれまでの悪行を全て許されたいよね。ザ・って言ったら、全て許してくれますか?積極的に後ろめたいことをしてきたわけじゃないけれど、結果として後ろめたいことになったという経験ならたくさんあるから。そういうときに、ザ・を付けたというただそれだけの理由で、きれいさっぱり、全部許されたいよね。ダイソーのことを頑なにザ・ダイソーと呼び続けたら、許してもらえるかな?「そうだ、ザ・ダイソーで買いたいものあったんだよね」「これ?ザ・ダイソーで買ったやつだよ」など。ウーン。ぜんぜん人の話を聞かない彼氏に比べて知性がほとんど感じられないな。それに、ダイソーのことをいちいちザ・ダイソーと呼ぶ人なら普通にいそうだ。
ザ・素手で鬼を殴り倒せそうなお兄さん
ちなみにその日はメチャクチャ強面のお兄さんが鞄に鬼滅の刃のマスコット付けてたのもよかった。炭次郎と義勇さんの。結構デカいやつだった。存在感がすごかった。お兄さんの存在感もすごかったけど。祭りの屋台で焼きそば焼いてそうな感じだった。もしくは海の家だ。腕ムキムキでめちゃくちゃ強そうだったからひょっとしたらジムトレーナーのお兄さんとかそんな感じかもしれない。
あー多分これだったと思う
ザ・ラスト
特にオチはないです
D.328 2009/02/11 01:47 (UTC), CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons