珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

うまあじ派はかしこくない覚書|つらあじ派はかなしいな

皮膚科の薬でも完治せず2年以上鎮静と再発を繰り返してきた手荒れが市販のオロナイン軟膏(250円)でみるみるうちに治っていく様を目の当たりにして一言

診療費

飲み薬代

塗り薬代

診察を待つ時間

ガーゼ代

絆創膏代

ゴム手袋代

ガーゼを巻くために早起きした30分

ガーゼの貼替えに消費される休憩時間

ガーゼと絆創膏が蒸れて手指臭すぎ問題

2年分の苦痛

やっぱりオロナインがナンバーワン!

 

自分が到達した土地を死ぬまで大阪だと思い込んでいた一般人

まあ、人生そういうこともあるよね。解決策がどこに転がっているか判明してるんなら初めから苦労なんてしないんだから。東京から大阪へ行くのに太平洋大西洋インド洋横断航路を取るくらい遠回りをしたけど結果として大阪に着いたんだからいいじゃん(よくない)みたいな。いやそもそも、そこ、本当に大阪だったんですかね?あなたが大阪だと思い込んでいたその土地は全く別の国、全く別の大陸ではありませんでしたか?令和のコロンブスここに在り。アメリカ大陸在住のインディアン(大阪人)って意味わかんねえな。まあとにかく、それくらい遠回りをしたってことです。

 

我等はただ黙するのみ

遠回りこそ人生の醍醐味――――とは、東京から出発してアメリカに上陸したりヨーロッパに上陸したりアフリカに上陸したりインドに上陸したりなんやかんやありつつも最終的に大阪に辿り着くことのできた人間だけに許される、特権的発言である。アメリカで生涯を終えたりヨーロッパで力尽きたりアフリカで消息不明になったりインドでソーンパプディを作っている間に天に召されたりする人間がほとんどである中、なんやかんやで大阪に辿り着くことができたというのはまことの才能或いは幸運だからである。目的地に辿り着くことのできたほんのひと握りの有能な、幸運な人間だけが、遠回りの醍醐味を語ることができる!……ああ、なんて残酷なんでしょ。

 

旨味(うまあじ) 辛味(つらあじ)

だったら、なんやかんやあったけどオロナインという最適解に辿り着いた私も、遠回りの醍醐味を語る権利を有するのではないか?ウーン、答えはイエスであり、……いや、イエスではなく、ノーである。私は遠回りの醍醐味なんか語れやしない。食ったことのない醍醐の味なんて語れやしない。そこに醍醐はなかった。私の通ってきた道程に醍醐なんてものはなかった。醍醐、言うなればうまあじ。そこにうまあじなんて何ひとつなくて、そこにはただ腐りかけの牛乳がひっくり返っていただけでした。無駄にかかったお金、無駄に消費された時間、無駄に長引いた苦痛……一体どこにうまあじが存在したというのだろう。私にできることといえば……自虐!これしかない!「ここ2年くらい金も時間も苦痛もめちゃくちゃ浪費したけど最終的にドラッグストアで300円くらいで買えるオロナインがすべてを解決してくれましたワッハッハ」……これはうまあじではない!つらあじちなみに醍醐は蘇と同じく既に製法が失われた幻の乳製品です。

 

よくわかる大航海時代

クリストファー・コロンブスアメリカ大陸をインドだと思ってた人

バルトロメウ・ディアス⇒ヨーロッパ人で初めて喜望峰に到達した人

ヴァスコ・ダ・ガマ喜望峰を通ってインドに到達した人

アメリゴ・ヴェスプッチ⇒アメリカが新大陸であることを発見した人

 

よくわかる大後悔時代

うわあああああああああああああああああああああああああああああ

あああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああん

 

 

【公式】オロナインH軟膏|大塚製薬