ワンオペと書いて肉体と精神の修養と読む覚書|孤独との戦いってのは大勢の自分との戦いでもある
なんか来月から私だけフルタイムワンオペになるんですけど
ヒューッ!
なんだかんだでワンオペ気に入ってて草
いやーいいっすねえ。ワンオペのいいところは、とにもかくにも体感時間が驚くほど短いというところだね。出勤して、気づいたら退勤してるんですよ。びっくりだね。1時間も早いし、1日も早いし、1週間も早いし、1ヶ月も早いし、あれェもう給料日!?ワンオペといっても裏方のワンオペなので気楽だし、自由度はかなり高いです。すなわち基本のやらなきゃいけないことさえやってれば残りの時間は自分の好きなように仕事をやってよいということです。問題があるとすれば、以前も書いたとおり「基本のやらなきゃいけないこと」が昨年度比で4倍になっているので、残りの時間なるものが存在しないということです。
「消耗品は使い切った人が補充すべき」派と「消耗品は使い切った人の次に使う人が補充すればよい」派の間に存在する溝は果てしなく深いと思うんですが皆さんどうですか
それにしても、事実上存在しないとはいえ、やることやったら残り時間は好きなように仕事してくれって言って単身放り出されると、必然的にアレが問題になってきますね。アレってのはほら、自らを律する心と、己を戒める心と、怠惰に抗う心と、誘惑に負けない心と、他にもなんか色々なアレを、自ら手配した上で管轄しておかなくちゃいけないってことです。毎日8時間も。私は幸か不幸か、店を歩けば仕事に当たる人間なので、アレをアレするのはそんなにアレではないです。見つけたくもないのに見つけてしまった仕事を見つけなかったことには出来ない性分なので、アレをアレするのはそんなにアレではないです。違うな、苦ではないです。残り少ない洗剤とか見ると補充したくて補充したくてウズウズするんです。でもこれ多分、損です。損ですけど、アレをアレしてる暇もないような状況に自らを追いやれるってのは、この場合、アレです。違うな、得です。
なんでこの段落こんなに真っ赤なん
ひとつ私が心に留めておかねばならぬことは、他の誰かから「おや?白黒さんひょっとして?」と思われたらオシマイということ。「おや?白黒さん誰の監視の目もなく自分しかいないのをいいことにひょっとして?」と思われたら、オシマイであるということ。証明のしようがないから。そりゃ防犯カメラくらいは付いてるけど、そういう問題じゃないんだよ。実際、防犯カメラに映っている私が働いているかサボっているかなんて超すこぶるベリーベリースーパーハイパーデラックスどうでもよくて、同じバイト先の誰かから「おや?白黒さんひょっとして?」と 思われる こと、問題はそこなんだ。ほら、なんかあるじゃん。そういうの。実際はちゃんと働いてるのに「おや?」と思われる人と、実際はかなりサボってるのに「おや?」と思われない人と、あるじゃん。人間ときどき、いやそこそこ、いやしょっちゅう、そういうとこあるじゃん。おっかねえ。
あなたが他人の目を覗くとき、他人の目はこれっぽっちもあなたを覗いていない
はて、他人の目が無いときの方が却って他人の目を気にする必要があるとはどうしたことか。他人の目がここに無いということは、即ち他人の目がどこかにあるということです。その他人は……その他人の目は、あなたの頭の中だけの存在ではありませんか?あなたが自らを律するために、己を戒めるために、怠惰に抗うために、誘惑に負けないために、あなたの頭の中に都合よく作り出した、まさに都合のいい、都合のいい他人、都合のいい他人の目、最高の隣人にして最高の看守……あなたの頭の中のあなたに都合のいい他人すらもちょっぴりあなたに厳しい……そしてあなたの頭の中のあなたに都合のいい他人の目すらも、ちょっぴりあなたを軽蔑している……
自らを律する心は?????
あーそうそう、フルタイムワンオペとなると、休憩室散らかし放題ですね。これまではラストの数時間は2人体制だったから相方の出勤時間くらいになると急いで私物片付けてたけど、それが無いわけだから、ギリギリまで食べかけのお菓子とか飲みかけのジュースとかほったらかしててもいいわけだ。ワーイ。ところで休憩室を散らかすためには、あらかじめ休憩室が片付いている必要がありますね?今度休憩室片付けよう。