珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

十二月病についての覚書|今日もまた視界が一面「無」で覆われるような出来事があった 今日もいい天気

新型五月病ウイルス

十二月に……五月病を……?

 

強引な結論でライバルに差をつけろ!

明ける連休はなくとも罹る五月病はある。五月はなくとも五月病はある。なんかそんな感じの五月病。エンドレスメイから抜け出せない皆様、ごきげんよう。ところで五月病の症状をご存じでしょうか?気分がユーウツになる、寝つきが悪くなる、食欲が低下する、集中力が下がる、頭痛がする、なんかが挙げられますね。かくいう私もなんとなくユーウツ………………かと問われると……そこは別に……って感じ。普段からこんなテンションなので。その時々の気分がユーウツになるんじゃなくて生まれ持った性格がユーウツ屋なんですよ。寝つきが悪い……わけでもないな。近頃はわりとスヤスヤだ。食欲がない……というわけでもないですね。ホームベーカリーにダイソーのくるみぶち込んで焼く食パンがウマすぎてここんとこ三食くるみ食パン食べてる。全然飽きなくて笑う。あとは集中力がない……のはわりといつものことですね。集中力ってそもそもナニ???って感じ。えーっとそれなら頭痛がする……のもいつものことですわ。年間の祝日と頭痛がしない日とどっちが多いかって言われたらたぶん年間の祝日の方が多いです。悲しいね。まあそういうわけで、私は立派な五月病なのです。ご理解いただけましたか?

 

何を?

何が?

 

この人明日あたり車に轢かれてそう

感覚的には五月病に近い何か。でも五月病とは全く異なる何か。ウーン。言語化できねえ。どっかが悪いわけではないが、どっかが悪いわけではない。これはひどい。よく漫画やドラマで登場人物の誰かが「胸騒ぎがする」と言った翌日に事件が起こるとかそういう展開あるでしょ。その「胸騒ぎがする」を十倍希釈して朝昼晩服用しているような感じ。多分五月病の親戚かなんかだと思う。コレを仮に二月病としましょうか。「よく分からんがとにかく体調が悪い」のが五月病だとしたら、「よく分からんがとにかくよく分からん」のが十二月病これはひどい

 

うまく説明できないのでジト目でよくわかる図解を用意しました

 

「なんかすればいいじゃん」における「なんか」のハードルが高すぎる

そうそう。無をね。無を見ているんだよな。何かアクションを起こすのに支障があるわけではなく、そもそも起動できるアクションがないんだよな。アクションがそこにあるけど見てないんじゃなくて、アクションがそこにない(と少なくとも本人はそう思っている)から仕方なく一面に広がる無を見てる。やる気が出ないとはまた違う。やる気はあるのにやることがない。これだ。このウゾウゾした胸騒ぎめいた気分は。やる気が出ないわけではない。体がだるいわけでもない。ただ、やることがない。十二月なのに。十二月って、だいたいなんかやる月じゃないですか。クリスマスと年越しという特大イベントが月末に2つも控えてるってのが主たる要因なんでしょうけど。家庭でも、学校でも、職場でも、地域でも、街中でも、十二月には決まってなんかやるじゃないですか。世の中が「なんかやる」って空気で満ち溢れているじゃないですか。十二月になんにもやらない人って滅多にいないじゃないですか。その滅多にいないはずの十二月になんにもやらない人に、片足を突っ込んでいる。違うな。十二月になんにもやらない人から、片足だけがはみ出している。

 

十一月みたいな十二月

個人的に、今年の十二月はなんかやる月って感じが全然しない。なんかやる月って感じが全然しない十二月だ。十二月なのに。クリスマスやる月って感じではないし、年越しやる月って感じでもない。外でパーッと遊ぶ月って感じではないし、家でだらだら過ごす月って感じでもない。今年と別れる月って感じでもないし、来年を迎える月って感じでもない。街中ではイルミネーションが輝いているけれど、それはイルミネーションが輝いているだけであり、店内ではクリスマスソングが流れているけれど、それはクリスマスソングが流れているだけであり、世の中では人々が浮かれているけれど、それは人々が浮かれているだけである。イルミネーションは信号機と変わらないし、クリスマスソングは焼き芋売り場のBGMと変わらないし、浮かれている人々は満員電車の乗客と変わらない。相も変わらず世界は光っていて、音が流れていて、たくさんの人がいるのだ。


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