これからの人間とかつての人間とどちらでもない僕らについての覚書|絶滅した生き物の写真見てたら悲しくなっちゃった ここに人間がいたらなあ
はてブロユーザーにおけるこれらの職業ならびに労働形態の人々の割合は実際気になる
はてなブログのトップページにエンジニアとかプログラマーとかあとはフリーランス向けの記事がたくさん載っていてランキング上位をそれらの記事が占めさらには特集まで組まれているのを見るたびに「言いようのない置いてけぼり感」に襲われるんだけどエンジニアでもプログラマーでもフリーランスでもないはてなブロガーのみなさんどう?
憤慨したり嫉妬したりするほどギラギラする力がもう残ってないのよね ただなんとなく寂しいばかりで
えーっとつまりね、これは「私に関係ない記事ばっかりトップページでつらつら紹介しやがって」という憤慨ではなく、「ハイハイ技術も才能も金もある人たちはすごいですねハイハイ」という嫉妬でもなく、「やっぱ時代はエンジニアとかプログラマーなんだな……そんでフリーランス……すごいな……すごい人はこういう技術でガンガン出世してるんだな……しかも日々勉強を怠らない努力家な人が多いイメージ……というか勉強家や努力家じゃないとなれない職業な気がするな……時代をけん引しつつ学びを怠らない職業人か……私には縁遠い世界だな……」という一抹の寂しさを感じるのである。例えるならそうだなあ、フツー大学ヘーボン学部所属の自分がなんとなく目についた企業のインターンシップに参加したらグループワークのメンバーが自分以外全員東大生だったくらいの気分だなあ。はえーすっごい。頭いいんすねえ。フツー大学ヘーボン学部の自分にもみんなよくしてくれてグループワークは楽しかったし、充実したインターンシップだったけど、やっぱり最初から最後まで言いようのない置いてけぼり感があったなあ。自分だって頑張ってないわけじゃないんだけど。そんな気分ですね。
友達いなさそう
じゃあ逆に、はてなブログのトップページが非正規とかフリーターとか求職者向けの記事でいっぱいになっていれば、そのぶん同族意識や親しみやすさが生まれてニッコリできるかと言われれば、別にそんなことはないと思う。逆にどんよりするかもしれない。住む世界が違いすぎる人と、住む世界が同じすぎる人に対しては、なんとなく共通の恐れおののきがある。住む世界が違いすぎる人に向かっては、「あっ待って!置いていかないで!……あ、いや、別にあなたについていきたいわけじゃないし、ついていけるとも思ってないんだけど、なんだろうな、咄嗟に口から出てしまったっていうか……ウン、おかしいね、気にしないで」と言い、住む世界が同じすぎる人に対しては、「あっちょっと!ついてこないで!……あ、違うの、あなたが嫌いなわけじゃないんだけど、私と一緒に来てもきっとロクなことがないから、やめといた方がいいっていうか、あなたが望むなら無理に止めはしないんだけど、なんだろうな、咄嗟に口から出てしまったっていうか……ウン、ごめんね、気にしないで」と言う。
私は普段税込73円くらいの激安納豆を買っているので税込98円~118円くらいの納豆を買う人間は遠くもなく近くもないところに暮らしている人と言えるかもしれないしそうではないかもしれない
じゃあ逆に、住む世界が違いすぎることもなく同じすぎることもない人って一体どんな人なんよって思ったけど……どんな人なんだ?私が住んでいる世界から遠くもなく近くもないところに暮らしている人たちって、一体どんな人たちなんだ?そもそも私が住んでいる世界から遠くもなく近くもないところって一体どこなんだ?よし、ここらでいっちょ試しに具体的な想像をしてみよう。といっても何から想像したらいいのかワカランので、まずは年齢からいこう。私は29歳だが、29歳から遠くもなく近くもない年齢ってどのくらいざましょ?±7歳くらい?つまり36歳か、22歳くらい?±7歳って遠い?近い?もっと広げた方がいい?±10歳くらい?つまり39歳か、19歳くらい?ワカラン。保留。次は雇用形態だ。私はフリーターなので、フリーターから遠くもなく近くもない雇用形態の人間……フリーターから遠くもなく近くもない雇用形態の人間……?……フリーターから遠くもなく近くもない雇用形態の人間って…………なんなんだ!?(思考放棄)
藁に入ってる高級納豆1回だけ食べたことあるけど高級すぎてよくわからんかったわ
自分から遠くもなく近くもないところに暮らしている人間の想像って、案外難しいぞ。自分ベースに考えるとどうしても自分に近くなるし。さしあたり自分ベース、自分に近めの人間を想像して、そこから少しずつ少しずつ遠ざけてみるんだけど、そうするとなんかね、急に自分から遠い人間になっちゃうんだよね。ミリ単位で慎重にやってたつもりなんだけど、急にギュインって目盛りが向こうに行っちゃうのよね。どうして?逆も然りよ。遠いところから少しずつ少しずつ近づけてみても、急にギュインって自分の方に寄ってきちゃう。他の事柄なら考えやすいんだけど。大きくもなく小さくもないスマホ、って言われたらまあこれくらいやろなって容易に答えられそうだし、広くもなく狭くもない部屋、って言われてもまあこれくらいやろって即答できそうなものなんだが。
もう面倒だし
自分から遠くもなく近くもないところに暮らしている人間はとうの昔に絶滅しましたってことで。