珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

いつもニコニコわたしの隣に這い寄る煮玉子についての一筆箋|ウップ

ヴォエ

すりつぶしたはずの煮玉子が胃の中で再結晶して食道を這い上がってくるような感覚がする。まるで社会みたいですね。すりつぶしたはずの一般市民が社会の中で再結晶して自由と権利への道を這い上がってくるような具合に。私の消化器官は1つの社会である。今日だけで既に胃薬を5包飲んでいる。そのうちの1包はすりつぶしたはずの煮玉子をなだめすかすためだけに用いられている。しかしきっとそれは無意味である。今最も効果的な解決方法は、這い上がる煮玉子をいったん吐き出して、私と対等な場所に置いてやることだ。まあ自分のゲロとご対面することはできる限り勘弁願いたいが。社会だって私の消化器官と同じように、その場しのぎのモノを色々与えてなだめすかすよりも、一度吐き出してしまったほうが楽だろうになあ。ウググ、胃がギュウギュウする。身体の中で煮玉子が渋滞している。煮玉子に負けそうな私の次回の活躍にご期待下さい。

 

 

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