書物|主な栄養源
今日30日ってマジ?ずっと29日だと思って生活してた 本物の29日はどっかに落っことしてきたみたいですね 【2022年4月編】が無かったのは決してひと月坊主になっていたわけではなく5/2~5/5に開催されていたアプリ会員限定GWセールに備えていたからなんですね…
先月の記事で書いた岩波文庫の1月新刊「新約聖書外伝 ナグ・ハマディ文書抄」ですけどぉ ブックオフにあったから買っちゃった~~~~イエ~~~~~!!!!! 千数百年前のローマ時代の墓からついこないだ発見されたパピルス写本とかそんなの絶対ワクワク…
正岡好き 正岡子規の随筆を読んでいると、時折アッと「落ちる」部分がある。これが正岡子規の随筆が好きな理由でもあるのだが。昔の人の書く文章であるから、我々現代人からすれば、書いた本人の意図がどうであれ、どうしても格式張っているというか、むつか…
ここはひとつ神になったつもりで 実際口に出して言うにしろ、私の頭の中に留めておくだけにしろ、文章にして公開するにしろ、メモに書き付けておくだけにしろ、私はなにかにつけて「人はつい200年前まで……」とか「人はほんの1000年前まで……」とか「人はたっ…
鎮まれーい!鎮まれーい!鎮まれーい!鎮まれーい! ウム。実によい本を買った。ブックオフのウルトラセールでの話。私はいつまでブックオフのウルトラセールの話題を引っ張るつもりなんだろう。それはさておき、その実によい本というのは、バジリコ株式会社…
ヴォエ ヴォルテールの『哲学書簡』を読んだ。前部分は実に興味深く、歴史のウンチク本感覚で楽しませて頂いたのだが、後ろ1/3ほどの文量を占める「『パンセ』批判」の箇所を読み進めるのが非常に辛かった。というのも、私は筋金入りの悲観主義者であるから…
賃労働の休憩時間におすすめの本です! エンゲルスの『空想より科学へ』を読んでいる。エンゲルスの名は、エンゲルス単体よりもむしろ「マルクス・エンゲルス」というお決まりの響きとして、世界史だか政経だかで聞いたことがあるだろう。間違ってもエンゲル…
アリストパネス『平和』(岩波文庫版)冒頭までの感想を3行で う ん こ まあ我々も古き冥界の女神をエレちゃん呼ばわりしてるし多少はね オイオイなんだあれ。人類は2500年前からうんこちんちんケツの穴で喜んでたのか?トリュガイオスが大黄金虫に乗って天界…
ひとくち感想文 われわれはそのようにキリスト教の独自性に確信をいだくにいたり、ギリシャ・オリエント的宗教心に照らしてもすでにその特質について若干の見当がついたのであるから、キリスト教を今日精神的勢力をえようと努力している世界的諸宗教と対決せ…
平日の方がよっぽど休日なんだよなあ 休日には36時間横になっていることが当たり前になってきた。そしてその36時間が私を酷く苦しめる。早朝6時半頃に帰ってきて、顔を洗うなり(洗わないこともある)荷物を片付けるなりして、7時頃にパソコンをベッド横の台に…
ところでここ最近はずっと「珈琲五杯」なんですよね 岩波文庫のショーペンハウアー著『読書について 他二篇』を手に入れたので早速読み始めたら、1つ目の小篇のタイトルが『思索』でアヒッとなった。その内容は終始「思索(=自分で考えること)称揚と読書(=…
前回の記事はこちら。 shirokuro-044.hatenablog.jp 軛(くびき) 衷心(ちゅうしん) 滔々と(とうとうと) 香柏(こうはく) 訥弁(とつべん) 燦然(さんぜん) 軛(くびき) ① 車の轅ながえの先端につけて、車を引く牛馬の頸の後ろにかける横木。 → 牛車ぎつしや ② (…
今この瞬間だけでも、何をも恐れずものを言うことが許されるのならば、以下のように主張したい。聖アウグスティヌスの著書『告白』は、世界で1番大真面目に書かれた痛快度トップクラスの自虐エッセイと評せるのではなかろうか。前半部分が、大体そんな感じな…
西田先生もまったく無茶苦茶を言うものだ。いや哲学者とは基本的に無茶苦茶を言うものだ。御大によれば善を為すとはすなわち、我々の意識の最根底にあって知覚衝動思惟想像意志その他諸々なんやかんや全てを統一するという深遠かつ無限なる力、その統一力を…
一体何様なんだと思われることを承知で申し上げるが、第二編「実在」から第三編「善」へ移行し、更に第五章「倫理学の諸説」が始まったあたりから、途端に文章の雰囲気が変わった。 それまでの内容といえば、直感、感覚、直覚、意識、意志……素人目には「一体…
みんなだいすき自己啓発本 自己啓発本なんてのは、購入した時点で既に役目の8割は果たしていると思う。自分に足りないものや伸ばしたい要素を自覚出来ていること。それらの対処に身銭を切れるほどの覚悟が仕上がっていること。そしてこういうのは大体、本を…
?????????、?????????????。?????????????、???、???????????????。????????! ????????、????????。????????????。この本を50ページくらいまで読んだ感想。海外…
難しい本を読むというのはそういうこと 凡人が哲学書を読んで理解出来るようになったら、果たしてその先には光が待っているのかという問い。複雑に絡まり合った無数のコードの中から特定のコードの先端をたぐり寄せるように、或いは一筋の光もない真っ暗な宇…
前回の続き。一応本の最後までたどり着いたのだが、分かったことと言えば、さっさと眠りたい時には本書を開けばいいということくらいである。前半は絶望について、後半は罪について。特に後半、こういった具合に論へ特定の宗教観が加わってくると、その宗教…
途中からキェルケゴール御大が何言ってるかさっぱり分からないので自分用のメモ。眠くて普通の記事が書けそうにないので 辞書引用でラクラク記事が作れるので 部屋の片付けで忙しいので 積ん読本を消化したいので 面白い実況動画を見たいので 書物の理解を深…
絶望、そして罪への入門 「或る瞬間には彼は自分が絶望しているということがほぼ明らかになるのであるが、次の瞬間には自分の具合の悪い原因がどこかほかに自分の外のものにでもあるように思われてきて、それさえ取り除けられるなら絶望しないで済むだろうな…
手作りの小冊子には趣がある。 例えば、内容をエクセルやワードで作り、A4コピー用紙にガーガー刷って、それを1冊1冊ホチキス留めした十数ページ程度の手作りテキスト。小さいセミナーで配られるような飾り気のない冊子。そういうものが、なんとなく好き。 …
初めに釘を刺しておくが、私は意識高い系ではない。 最近読んだ文庫本。 ・『エミール(上)』ルソー ・『後世への最大遺物/デンマルク国の話』内村鑑三 ・『方法序説』デカルト もう一本釘を刺しておくが、私は意識高い系ではない。 先月くらいから本が読める…