珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

裏についての覚書|もしも買ってない宝くじが当たったらそこには絶対に裏がある(それはそう)

40歳くらいまで働いて手元に貯まったお金の1/3くらいを合わせれば小さな小さな一軒家が買える程度の額の宝くじが当たらないかな~

な~

 

まかり通れ……まかり通れ……

今すぐにでも一等地に豪邸が建てられる額の宝くじが当たれとは言わない。ただ……章題の通り。あと10年ちょっと働いて、その時点で持っている貯金の1/3くらいを合算することで、めちゃくちゃこぢんまりしたマイホームが手に入るくらいの宝くじが当たってほしい。ハイ謙虚~~~。それは具体的に一体どのくらいの額なのでしょうね?一軒家の相場なんて知らねえや。どうせ私ひとりしか住まないわけだし、それこそ本当に絵本に出てくるような小さな小さな一軒家でいいから、そのぶんお手頃な価格で建てられたりしないものでしょうか。現実はそう甘くはありませんね。「1/3の面積でいいから値段も1/3にしてくれ」はまかり通りません。だいたい、仮に値段が1/3になったところで一軒家は一軒家、相応の金額です。それに貯金を全てはたくわけにもいきません。だから、宝くじの力が必要なんです。

 

人の背中を削ろうとして人体を前後に真っ二つしたとしても結局背中はなくならないのじゃ

誰かの。助けが。必要。じゃなくて、何かの助けが必要。何かの。私に家を買ってくれるパトロンなんてのは要らんのですよ。だって……絶対裏があるじゃん。絶対そうでしょ。私は自分でも気づかないうちにヤバい荷物を運んでたりするんだ。バイト先に納品されたたのめ~るのダンボールを運んでいると思ったらいつの間にか狭い路地で「スポーツ用品」とか「生活雑貨」とか曖昧な商品名が書かれたダンボールを運んでたりするんだ。そうに決まってる。でも当たった宝くじには……いや、宝くじにも裏があるかもしれませんね。当たったら当たったで、「どうして私が高額当選者に!?」って、疑うかもしれませんね。私なんかを助けてくれる存在には、きっと裏があるに決まってるんだ。優しさには裏があるし、まぐれ当たりにも裏があるんだ。紙には裏があるし、服にも裏があるし、野球にも裏がある。物事にはすべて裏があるんだ。プンプン。

 

買ってから言え!

「どうして宝くじさんは私を援助してくれるんですか?」って、こんな馬鹿馬鹿しい質問もない。でも、もし宝くじに当たったら訊いてみたい。どうして?どうして宝くじさんは私を助けてくれるの?どうして私の生活を支援してくれるの?どうして?きっと宝くじさんはこう返すだろう。「そりゃあ、金を払って私を買ってくれたからですよ。そのお礼です」。あんまり答えになってないな。宝くじを買うのに金を払うのはみんな一緒だ。でも当たるのはほんのひと握りの人間だ。なぜ、それを私が?どうして他の購入者ではなく、私に、当選金を受け取る権利が与えられたのですか?

 

疑う必要のない世界ってどう?

優しさ。幸運。それらに向かって「どうして私に?」と尋ねるのは、ひどく野暮ったいものだ。下手すれば相手方の機嫌を損ね、何もかも初めからなかったことになりかねないような質問だ。優しさを疑わず、幸運を疑わず。そのようにして伸び伸びと生きられたら、なんと素晴らしいことでしょう。本来、みんながみんな、全てが全て、そうあるべきだよ。ウン。

 

楽天ポイント投資やってるけど投資した500ポイントがひと月くらいで420ポイントまで減ったときはちょっと凹んだ 今は480ポイントくらいまで持ち直している頑張れほんと頑張れ

あと……アレですよ、後になってから「こないだの優しさだけど、やっぱり返してくれない?」とか「10年前にあなたが入手された幸運にリコールがかかっているので後日回収に伺います」とか言われても、困るわけですよ。エエッ!?もう大半使っちゃったよ。使っていいものだって思ったから……ダメだったのかな?貰った優しさや幸運は、手元に置いて、死ぬまで大切に保管しておかなくちゃいけないものだったのかな?いつか返してくれって言われるときのために。世の中の人は、みんなそれを知っているのかな?知らないのは私だけだったのかな?投資信託は多少の上がり下がりに気を取られず長ーーーい目で見て寝かせとけって言うでしょ。ちょっと利益が出たからってすぐに解約したりするのはナンセンスだって。そんな具合で、ちょっと優しさや幸運が送られてきたからって、すぐに引き出すのはナンセンスだったのかな?ウーン。経済は難しいですね。