珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

早朝5時に客とバトルした件についてのほんの些細な覚書|気が強くなきゃやってられない

目を逸らすな

先日、「マナー違反で強制退店となった客が正論でこちらの痛いところを突いてくるのに反論してご納得頂きその場を丸く収める」という珍しい経験をしたのでここに綴っておく次第である。

 

まずマナー違反客について。

1.マナー違反が目に余ったので店舗規則に基づき強制退店を促した

2.元々違反について1度大目に見ておりその上で違反したため退店は譲れなかった

3.周囲の客からその客に関して2度クレームが来た

 

違反客から言われたこと1つ目。「この店ではクレームを付けたもの勝ちなのか」。つまりクレーム内容が事実か事実ではないかに関わらず、クレーム対象とされた客は店を追い出されるのかということ。勿論そのようなことはないため、「そのようなことはございません。従業員が必ず事実確認をした上で、認められた場合にのみ注意のお声掛けをしております」と返答。納得頂く。

違反客から言われたこと2つ目。「じゃあ自分のような客はこの店を利用するなということか」。詳細は割愛するが、こちらにもどうしても入れたくない客というものがある。その手の客は高確率でトラブルの原因になったりこちらの頭痛の種になったりする。はいそうです利用しないでくださいと言いたいのは山々だが、当然言えるはずもないので「そのようなことはございません。代わりにXXやYYというプランをご用意しております。そちらをお選び頂ければお客様もまた他のお客様もお互い安心してご利用頂けるかと思います」と代替案を提示。

この前後にもお互い色々言っていた気がするがあまり覚えていない。この間、互いに目を合わせて一切逸らさない。睨み合う客と私。両者一歩も譲らず。沈黙。その後、相手が「分かりました、今度また来ます」と素直に代金を精算し、私が金を受け取りながらひたすら「申し訳ございません、ありがとうございます、申し訳ございません」を繰り返し後ろ姿を見送るまで、激しい睨み合いは続いたのであった。

 

 今回学んだ5つの大切なこと

1.厄介客とバトルになったら絶対に目を逸らさないこと(多分1番効く)

2.厄介客に正論で負けそうになっても口ごもらないこと

3.厄介客といえど申し訳ないという気持ちを伝えるため表情や口調をオーバーに作ること

4.厄介客ごときに負けてたまるかという強固な意思を持つこと

5.厄介客に対する日頃の恨みや憎しみをエネルギーに変えること

 

全国の限界労働者同志諸君、今日も厄介客に負けず頑張りましょう。

 

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