怖いBGMは七難隠す覚書|涼しくなってきたのでいろいろな意味で怖い話します
近況
怖いBGM集を大音量で聴きながら夜道を歩いたら怖かった
真夜中に玄関ガンガン叩かれる住民の方がよっぽど恐怖感じてると思う
いやあびっくりした。まさか怖いBGMが怖いとは思わなかった。いつもの通勤路がまるで違って見えた。まだ明かりが点いている民家の間を通っていくことがあんなにおっかないなんて知らなかった。ホラーの定番といえば、なにか得体の知れないものに追いかけられて、逃げているうちに遠くに明かりの点いた民家が見えて、死に物狂いでドアを叩いて助けを求めたら、中から出てきた住人もまた得体の知れないものだった、みたいな。夜道にあって、明かりの点いた民家はホラー感を演出するただのオブジェクトだということを知った。実際、明かりの点いた民家なんてなんの当てにもならないものな。だいいち民家の側にだって警戒する権利くらいある。ハァ、明かりの点いた夜の民家のなんとよそよそしいことか。明かりが点いているからには絶対誰かがそこにいるはずなのに、はなから「中に誰もいませんよ」って言われているみたいで。生きている人間とすれ違って、あんなにほっとしたのも久しぶりだな。生きている人間も、たまには役に立つんだな。
問題は仕事中に怖いBGMを聴けないことなんですよね
ひょっとしたらひょっとすると、四六時中怖いBGMを聴いていれば、ついうっかり人恋しくなるのでは?そんなことを歩いている途中で考えた。日頃から「おのれ人間~~~」みたいなスタンスの私でも、四六時中怖いBGMを聴いて四六時中怖い気分になっていれば、生きている人間を見て安心したり癒されたりすることがあるのでは?それが多少難のある連中でも、多少の難が気にならなくなる程度に寛容な気持ちになれるのでは?生きている人間というだけで全てを許せるようになるのでは?なかなか秀逸なアイデアだと思うのだが、どうだろう。そうと決まれば早速怖いBGM収集に取り掛からねば。
でもたまに店内BGMから明らかにホラーゲームっぽいサウンドが流れることがあってガラガラの店内で深夜に1人それを聴いているとそこそこ怖いんだけどUSENはいったいなにを考えているんだ
ちなみにそのとき聴いていたのはこれ
サムネが怖いのでプレーヤーを直接貼るのは自重しました。21分頃の警報みたいな音がいちばん怖かった。好きなのは錆びれた機械音のようなやつ。人の声らしきものが入っているBGMはどうしても収録風景(?)が脳裏に浮かんでしまうのであまり怖くない。ああいうのってやっぱり実際の人の声を録ってからそれを加工してるんだろうか。
人の口から出る「いちばん」はあまり当てにならない
よく「生きている人間がいちばん怖いよ」という人がいる。生きている人間が怖いことには激しく同意するが、いちばん怖いかどうかは私には分からない。なんせ、生きていない人間に直接出くわしたことがないからね。生きている人間と生きていない人間を比較している人たちは、当然生きていない人間に直接出くわしたんだろうな?心霊写真やホラー映画なんかを見て、生きていない人間についてなにかを知った気になって、それで生きていない人間についての判断をくだしているんじゃあるまいね?そこは実際生きていない人間に直接会ってみてから判断すべきだろう。ウーン。読者の中に生きていない人間の方がいたら教えてください。
天才
不仲な2人の間に怖いBGMを流すと関係修復効果があるかもしれない。