珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

グミとチョコレートとグミチョコレートのただならぬ関係についての覚書|みんなも『つぶグミ チョコの贅沢』をいっぱい買って 春日井製菓さんはつぶグミ鬼サンダー再販して

今週のお題「自分に贈りたいもの」について一言

つぶグミ チョコの贅沢

 

これは食べ物で遊んでいるんじゃなくて食べ物に弄ばれているだけ

最近ファミマで取り扱ってる「つぶグミ チョコの贅沢」がめちゃめちゃ好きでもう何度も買いに行ってるんですけど、この前出勤前にファミマ寄ったら売り切れててめちゃめちゃ悲しかったので、ドンキでふつうのつぶグミLOOK3ホワイトラバーズを買って一緒に食べたらわりと再現出来たのでめちゃめちゃ満足しました。チョコの贅沢の方ってちょっとしか入ってないのに237円するんですよ。たっか!一方、つぶグミとホワイトラバーズは両方買っても200円弱くらい。なんといってもつぶグミはいっぱい入ってるし、ホワイトラバーズの方も前歯でちまちま齧れば長持ちするし、私は今回たまたまホワイトラバーズを買ったけど基本チョコならなんでもいいわけで、お世辞にも上品な食べ方とは言えないですけれど、誰に見せるわけでもないのでノープロブレムです。

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ちなみに

グミチョコいちごって商品が明治から発売されてたんですが製造終了したそうです今知りました大学生の頃アホみたいに食ってたから悲しくてむせび泣いてる

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この食レポいる?

「口内調味」という言葉がある。読んで字のごとく、口の中で調味することである。特別難しいことではなくて、なんてこたあない、ただ単にごはんとおかずを一口ずつ口に入れてもぐもぐしたり、それらを飲み込まないうちに味噌汁を流し込んだりするアレのことである。つぶグミとホワイトラバーズ、ホワイトラバーズだと一瞬何のことだか分かりにくいのでこれからホワイトチョコって言いますけど、つぶグミとホワイトチョコを一粒ずつ口に入れてもぐもぐすることも口内調味の一種としてもいいのかしら。口内調味でチョコの贅沢を再現するの、簡単そうに見えて実はそれなりに気を遣う。一緒に食べると言ってもグミとチョコの欠片なので、当然最初は口の中でコロコロぶつかり合うだけである。それで、ホワイトチョコだけ食べてもだめ、つぶグミだけ食べてもだめ、口に入れてすぐチョコとグミを一緒に噛んだところで分離するだけ、口内でホワイトチョコがほどよく溶けた頃合を見計らってつぶグミに勢いよく歯を立てる、すると弾けたつぶグミにホワイトチョコが絡まって見事にマリアージュ、つぶグミの弾力とほどよい酸味にホワイトチョコのなめらかな舌触りとクリーミーさがマッチして、チョコの贅沢が生まれるというわけだ。

 

生まれて初めてグミの気持ちを考えました

この辺りで「つぶグミ チョコの贅沢」の気持ちに立って考えてみようと思う。己は既存のつぶグミよりワンランク上の「贅沢」シリーズの中でもいっとう高価格の商品ということで、生まれたときからお前は特別なんだ、他とは違うんだと言われて育った。どっこい、話によれば、つぶグミとホワイトチョコを一緒に食えば自分という存在が手軽に再現出来るらしい。自分は98円と88円の組み合わせによっていとも容易く再現されてしまうらしい。これまで自分はあくまで現金換算237円というひと塊の存在で、それを150円と87円から合成したりとか、100円と137円に分割したりとか、そんなことは成されっこないと思っていたのに、それが案外簡単に成されてしまうらしく、しかもそれに要する金額は、自分の元々の価値である237円にも満たないらしい。

 

みんなが必要としている私のパーツがあればそこだけ切り取って提供しますからそれ以外のパーツは自宅でグースカ惰眠を貪るとかそういうことは出来ないんでしょうか

自分という存在は決して合成不可能なわけでも分割不可能なわけでもなく、取るに足らないパーツからいくらでも合成できるし、逆に取るに足らないパーツへといくらでも分割できるし、ひどい時には「別にお前という一個体がまるまる欲しいわけじゃない、お前の中のこのパーツさえあればいい」なんて言われたりして、ねえ、こんな惨たらしい話があるかい。可哀想なチョコの贅沢。なんて可哀想なチョコの贅沢!私は今後、チョコの贅沢をファミマで見かけたとしても、「ウーン、でもドンキで98円のつぶグミと88円のホワイトチョコを買えば再現できるしなあ」なんて考えて、買わなくなるかもしれない。

 

詫びチョコの贅沢

こんなことを書いて春日井製菓さんから怒られないでしょうか。お詫びの気持ちと致しまして、先程は買わなくなるかもなんて言いましたが、今後ファミマでチョコの贅沢を見かけたら必ず買うことにします。こんな贅沢なお詫びがあって良いのでしょうか。これは最早お詫びなどではなく自分にご褒美をあげたいがための都合の良い口実なのではないでしょうか。ここお題回収ポイントです。普段の私だとコンビニのおやつで237円ってかなり躊躇する金額なんですが、そんな私でも値段のことなんかどうでもよくなるくらいにはおいしいです。それでいつか店頭に並ばなくなったら、ドンキに行って、ふつうのつぶグミとホワイトチョコを買い、もうここにはいない彼のことを考えながら、口の中でもぐもぐもぐもぐやることにしましょう。

 

今週のお題「自分に贈りたいもの」
 
 

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