珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

【白】【黒】夜分糖分いい気分についての覚書|セブンカフェ「ガトーショコラ」「アーモンドボール」

真夜中に食べるコンビニスイーツは美味い。夜勤中、たまに常連客からコンビニスイーツの差し入れを貰うことがある。めちゃくちゃありがたいけど今が一体何時だと思ってもぐもぐもぐもぐ。コンビニスイーツの絶妙な贅沢感とそれを反映した絶妙な価格設定はお見事と言うほかない。専門店ほど上等ではないが、スーパーの安売りスイーツより幾分高級感があって、ちょっぴり高いけど別に出せなくはないしたまには良いよね、と思えるくらいのお値段。ちょっとした「自分へのご褒美」してるなあっていう実感の持てる金額。どんなに見た目や味に高級感があっても税込98円!ドン!では「自分へのご褒美」してる感覚がイマイチ持てないだろう。それが大人になったということなのね。コレ148円かあ。スーパーで似たようなのが98円で売ってたけど……まあいっか、きっとこっちのほうが美味しい。そういう値段。うーん、お見事。

コーヒーと駆け抜ける戦場は苦い

仮にコーヒーを淹れた時間がきっかり3時であっても、「まァ丁度よかったわ、チーズケーキでも添えようかしら」とはならない私のコーヒー生活。コーヒーは優雅なひと時を共に過ごすお友達ではなく、襲い来る睡魔をバッタバッタと倒し、倒し、また倒し、長く苦しい夜勤を共に駆け抜ける戦友ともに近い。ちなみに今、この記事を書きながら戦友ともを床にぶちまけた。もうだめだ今夜は戦えないよ。

白のアーモンドボール、黒のガトーショコラ

今回紹介するために……というか、食べたかったから食べたやつはこれ。

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セブンイレブン(セブンカフェ)の『濃厚くちどけのガトーショコラ』『さっくり&ほろほろのアーモンドボール』

何故このチョイスにしたかというと、Seriaで買って先日記事にしたマットモノトーンの食器を使いたかったから。黒の皿に白いアーモンドボールを乗せ、白の皿に黒いガトーショコラを乗せる。完璧な計画!

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ガトーショコラとは一体何者か

ところでガトーショコラなんてオシャなもの食べたことない芋女にガトーショコラのなんたるかについて教えておくれ。

ガトーショコラとは ガトーショコラという名はフランス語で、直訳すると「焼いたチョコレート菓子」という意味になり、本来は焼いて作ったチョコレート菓子全般を指します。日本では、チョコレートを生地に混ぜ込んで焼いたケーキがガトーショコラと呼ばれています。 焼いたチョコレート菓子の発祥は1700年代のフランスまで遡ります。日本では、1980年代に入ってから日本風のアレンジがされるようになり、現在日本で親しまれているガトーショコラが出来上がりました。

ガトーショコラとは?主なチョコレートケーキとの違いと作り方のコツ

ちなみに元のフランス語、正確には「ガトー・ショコラ」ではなく「ガトー・オ・ショコラ(Gâteau au chocolat)」チョコレートヤイタヤーツみたいな感じですね。ソーセージマルメターノみたいな。

生ぬるい部屋で開封したらえらい画面になった

袋から出すと、こんな具合に2切れずつパックに小分けされている。

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あっ

 

 

えっと

 

 

 

気を取り直してお皿に出してみる。

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羊羹だこれ!

部屋の温度湿度が高かったせいかめちゃくちゃネットリしてて、下手に1切れずつ分けようとするとぐちゃぐちゃになりそうだったのでそのまま乗せた。きちんと冷蔵庫に入れて保管していればもっといい写真が撮れたはず。少しでも溶けていると見た目が大事故になりかねないので注意しよう。私は既に事故ったので。付属のフォークも黒で白皿映えしていいね。

すごくチョコレートだこれ

気になるお味はというと……チョコレートだった。これが人生初ガトーショコラなので他と比べようがないのだが、ええと、チョコレートです。チョコレートですねこれ。原材料名のマーガリン、鶏卵、小麦粉は一体どこへ行ってしまったのだろう。板チョコを3枚重ねて溶かしたお味と口当たり。なるほどこれがガトーショコラなるもの……チョコレートですよねこれ。「チョコレートのお菓子」というより「まんまチョコレート」といった具合で、「チョコレートのお菓子」を期待していたのでやや複雑な心境である。チョコレートと違うところといえば、柔らかくてねっとりと舌に絡みつくところ。舌と脳が痺れるような甘さがする。あと1切れで胃もたれが凄い。

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あっ

お客様に出すときは注意しましょう。

 

食べられる雪玉

続けてアーモンドボールの方も頂くことにする。実はコレ一時期ドハマりしていて毎日のように食べていたこともあった。

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まあかわいい

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まあかわいい!!!!!!!!!!!!!

完璧すぎる。世の中にある黒いお皿はみなアーモンドボールを3つ乗せるために生まれてきたのでは?と思うほどのこの完璧っぷりを見て欲しい。とてもかわいい。うーん、食べるのが惜しいな。

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ガトーショコラ、多少崩れてでもパッケージみたいに盛り付けるべきであった。とはいえとてもいい感じのおやつタイムの完成。時刻が朝の7時であることを除けば完璧なおやつタイムである。記事を書いてるのは夜分だが、食ったのは夜分でもなんでもない。

食べた感想。パッケージにある通りさっくり&ほろほろ。まずは粉糖のシンプルで柔らかな甘味が口の中に広がる。しばらく口の中で転がしていると、引き立て役の砂糖はお役を御免して、小麦とアーモンドの香ばしさが舞台に躍り出る。質量の割にカロリーがアレなことに目をつぶれば、いくらでも食べられそうな軽やかさである。

 コーヒーに合うお菓子の選び方

ところでコーヒーの種類によっても合わせるのに向いているお菓子が違うらしい。個人的には洋菓子だろうが和菓子だろうが漬物だろうがその時々で食べたいものを合わせたらええんじゃとは思うのだが、やはりコーヒーのプロやオシャな人々にとってはそうはいかないらしい。

coffee-chikara.jp

今回食べたガトーショコラでいえばキリマンジャロコーヒーが合うと。日頃安いブレンドコーヒーばかり飲んでいるので、キリマンジャロなんて滅多にお目にかかれないし、多分……飲んだことない。今度久々に大きな外出の予定があるので、思い切って買ってみようかなと思う。そしてセブン以外のガトーショコラに挑戦してみよう。

この日は朝っぱらから皿に出したガトーショコラ2切れとアーモンドボールは袋の半分ほどを頂いて、そのあと普通におにぎりなんぞを食べて、順番間違えたなあなどと思いながらあれこれ家事をこなして、寝た。

 

コーヒー淹れてなくない?