珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

おかたづけの哀歌についての覚書|粗大ゴミのブルース

部屋の真ん中にイーゼル置いて制作してもいいくらいには広くなった

自室に余白があるのがあまり好きではないと以前書いたが、ありゃ半分ウソだ。基本、クソ狭い部屋に最低限の気に入ったモノだけがみちみち詰まっている状態が最も好きということに変わりはない。だが部屋が言うほど狭くない場合、そのような場合においては、秩序ある空間の中に整然と存在する余白は実によいものだ。ウム。今日、ふと思い立って部屋をめちゃくちゃ片付けて、それで部屋の余白がめちゃくちゃ増えた。その後、一通り部屋を見渡した結果、必要なものがめちゃくちゃ増えた。不要なものが増えるならまだしも、必要なものが増えるのはなかなか新鮮な心地だ。しかも、必要なもの=買うもの=出費の実質的な増加にも関わらず、わりとウキウキしている自分がいてびっくりした。余剰も不足も全体を見通せるようになって初めて我々の認識のうちに入るってことだな。そうなると、「今この瞬間に必要なものが増えた」のではなく、「部屋の主が気づかないだけで必要なものは予てより増え続けていたのだが、それらが今ようやっと認識された」と表現した方が正しいのかもしれない。

 

人間だってすぐあちこちで散らかるんだから

自分の部屋と同じように、自分のこともめちゃくちゃ片付けてやれば、自分の中の余剰や不足が認識出来るようになって、それらの対策を考えることも出来るし、そうすることでなんかこう……生活とか人間性とかが……うまい具合になっていくんだ(ふんわり)。散らかってることが良しとされるのは猫くらいだ。猫が散らかってるのはかわいい。猫はすぐに散らかる。犬はお利口だからあんまり散らからないと思う。いや、犬もたまには散らかったりするのかな?それはさておき、ここでの問題は、気づくのが10年遅かったってだけだな。

 

部屋を片付けるための不用品回収なのに不用品回収業者を家にあげるためにまず部屋を片付ける必要があるのは人の業って感じがするな

しかしながら、余剰や不足があるから整理が上手くいかないってのに、整理しなくちゃ余剰や不足が見えてこないとはこはいかに。それに、要らないものを捨てるのだって楽じゃないし、足りないものを補うのだってタダじゃない。7段中4段が壊れているタンス。何故か窓の前に横たわっている(ほんとうに横たわっている)空っぽの冷蔵庫、文字通りキッチンの錆と化したコンロ、回収してもらうのにも金と労力がいる。非消耗品……というか、ええと、そう使っても綺麗さっぱりなくなるわけじゃなくて、形をある程度留めたまま摩耗して使えなくなるような代物たち、そういうのって凄く人間臭いと思う。どうして人間にはこんなにたくさん、「使ってもすぐに無くならないもの」が必要なんだろう。アーヤダヤダ。冷蔵庫だって、ただボロくなってある日使えなくなるんじゃなくて、なんか少しずつ摺り減っていって、「ヤダ、新品の時は私の背丈くらいあったのに、今じゃもうキャベツの1玉も入らないわ」って具合に、小さくなって、消えてしまえばいいのに。

 

【急募】自宅の洗濯機がめちゃくちゃ小さい免許なし車なし1人暮らしの腕力貧弱女がでっかいラグマットと布団を洗う方法

以下自分用の必要な物リスト

1.机周り用の電源タップ(ドライヤーとケトル用)

2.黒の電気ケトル(コーヒー用、ゆくゆくは2台)

3.カーテン(先日よろけた拍子に掴んだら破れた)

4.ラグマット(問題は洗濯)

5.リクライニングチェア(読書用)

6.のれん(部屋の中から流し台やトイレや玄関が見えないように)

 

 

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