珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

マクドナルドの例え話についての覚書|以前夜勤明けに数年振りのマック行ったらチーズバーガーもポテトも時間外ですって言われて泣きそうになった

昼過ぎにマクドナルドにやって来て「店内でお召し上がりでしょうか」という店員の質問に対し「マフィン」と返すようなタイプの人間とバトルして勝つ方法

誰か教えて

 

ティロリ ティロリ

ええと、まず何から始めようかな。「昼過ぎにマクドナルドにやって来て『店内でお召し上がりでしょうか』という店員の質問に対し「マフィン」と返すようなタイプの人間」のどこに問題点があるかの指摘からやろうかな。いや、それやる必要あります?一応言っておくが、私はマクドナルドで働いたことはないので、なんか色々変な箇所があっても大目に見て頂きたい。たまたま題材にマクドナルドが選ばれただけのことであって、以下の内容は全て例え話であることを念頭に置いて欲しい。「マックで見かけたこんなヤバい客」の実録ではない。そういや小学生の頃、親と行ったマックの注文カウンターの奥でお兄さんが大量のポテトを床中にぶちまけて大変なことになっていた光景を今でも時々思い出す。床じゅう芋まみれや。

 

問題点その1 質問への答えが答えになってない

大抵の店には「店側として何よりもまず1番に把握しておきたい客の情報」ってのがあって、それを聞き出すためのお決まりのフレーズがあるもんだ。マックなら「店内でお召し上がりでしょうか」、コンビニなら「レジ袋は必要でしょうか」、ファミレスなら「何名様でしょうか」等々。病院の「診察券はお持ちでしょうか」なんかもそれに該当するね。とにもかくにもあんたがそれを教えてくれないことには何も始まらないんだ、みたいなものが、どこに行ったって大抵あるでしょう。店側としては、客がそこで適当な答えをくれなければ、まさに出鼻をくじかれたも同然なのだ。キィー!お前の要求はあとで聞いてやる!だからまずこっちの質問に答えな!たまにいるが質問を質問で返すな!静かに暮らしたいサラリーマンや剃り込みがすごいイタリアンマフィアや伝説のカウボーイにボゴボゴにされても知らんぞ!ジョジョを読め!

 

問題点その2 要求が曖昧で伝わらない

ほら、マフィンって、いっぱいあるじゃん。エッグマックマフィンなのか、ソーセージエッグマフィンなのか、ソーセージマフィンなのか、チキンクリスプマフィンなのか、メガマフィンなのか。ただね、ここで「どのマフィンですか」って聞いて「このマフィン」って答えてくれる人はまだ全然まともなんだ。中には「マフィンはマフィンだろうが!」とか「このフィレオフィッシュってやつ」とか「ベーコンエッグレタスソーセージえびフィッシュクリスプホットケーキアップル月見マフィン」みたいな返事を寄越してくるようなタイプの人もいるからな。無論これは例えであって、実際にそんな人を見たことがあるわけではないのだが、店員視点で考えると「どのマフィンだよ」タイプと「それマフィンじゃないよ」タイプと「そもそもそんなメニューはないよ」タイプに大別出来ると思う。つまり、自分が言葉足らずなのではなく相手の理解力が欠けているのだと信じて疑わないタイプ己の勘違いや知識不足によって無自覚に混乱を提供してしまうタイプ何から何までツッコミどころしかないタイプだ。お前がそう言うんならマフィンなんだろう。お前ん中ではな。

 

問題点その3 そもそもマフィンメニューは朝マック限定なので昼過ぎにはやってない

マフィン食べると口の周り粉だらけになるから学校前仕事前の朝ごはんには向いてないと思うんだよなあ

 

もうハードル掴んで投げた方が早い

 はい。以上、問題点の指摘終わり。こうやって各々の問題点に分解すると、確かに面倒くさい相手だが、たかだか3つのハードルをクリアすればいいだけの話じゃないか、と思われるかもしれない。だが実際のところは、3つのハードルを1つ1つ順番に飛び越えればそれでクリアではなくて、3つのハードルをいっぺんに飛び越さなければならないのである。そう、ひとっとびで、3つのハードルを。勿論ハードルとハードルの間隔はそれなりに空けてある。そもそも、3つのハードルを1つ1つ順番に飛び越えることを許してくれるような相手なら、ここまで問題にならないのだ。こちとら1つ飛ぼうとした矢先に新たなハードルを2つ追加で並べてくるような相手と日々戦っているのだから。現場に立たないエライさんはそのへん分かってなかったりする。全てにおいて相手がすんなり物を分かってくれるという前提でマニュアルを作ったりする。相手の物分かりがよかったらそもそも面倒な事態にはならないんだよなあ。

 

いつか私が「どうでもいい」になる

客に限らず、人に限らず、人生のありとあらゆる場面において、全ての面倒事と正面から戦って勝てるだけの力が欲しい。物理的に殴り倒してボコボコにしたいわけではない。人が相手だろうが、物が相手だろうが、余裕のある方が勝ちという場面で、常に勝者でありたい。究極の余裕が万物への無関心であるというのなら、私は万物へ無関心でありたいし、万物への無関心そのものでありたい。将来なりたい職業に「万物への無関心」って書く。でもそうなったら、万物に無関心なわけだから、ブログなんか書けなくなっちゃうな。そんな日は永久に来ないからどうでもいいか。あっ、この「どうでもいい」ってのが、なんとも素敵ですね。食べられっこない革のベルトを端から噛んだりしゃぶってみたりするような具合で、「どうでもいい」を死ぬまで柔らかく食んでいたいな。

 

 

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