珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

とあるコンビニバイトの視点から考えるリスクマネジメントとは特に関係がない覚書|何もないならそれに越したこともない

オーナーに一言

今夜納品されるおにぎりは2段使って展開するとか朝はおにぎりを3段に広げて弁当を1段縮めるとか朝に届く新商品は4×4列で並べるとかめちゃくちゃ細かい指示書きをくださるのは別にいいんですが、それよりもまずは全ての商品にきちんと値札をつけるとか終了したセールのPOPは速やかに剥がすとかそういうことの方に力を入れたほうがよろしいのではないでしょうか

 

守りたい、この値札

屁をこきながらでも避けられるリスクを、あえて屁をこきながら犯そうとするところ、白黒さんちょっとよくわからないです。値札がないのはまあ、客に聞かれたらその場で調べて答えればなんとでもなるのでいい(よくない)として、とっくに終了した値引きセールのPOPを何日も平気で放置するのは本当に止めた方がいいと思う。オーナーも店長も客のことを過信しすぎているのではなかろうか。客を見たら全員クレーマーだと思え。というかそもそも値札は一体どこへ行ったんだ。今週本部から届いたばかりの値札、先週手書きで作ったはずの値札、みんなどこへ消えてしまったんだ。あまりにも値札が消えるのでわざわざ値札手書き用の細いサインペンを自前で用意した。そんな私の努力も虚しく、書けども書けども次の出勤日にはまた消えている。細マッキーを握り締め、己の無力を噛み締める。私がもっと強ければ、みんなのこと、守ってあげられたのに。

 

HKSR

それで、そう、リスク。今日はリスクの話をしようと思う。といっても何か重大な物事に関わるリスクではなくて、先ほど言った「屁をこきながらでも避けられるリスク」について。屁をこきながらでも避けられるリスクを避けようとしない人間を私は避けたい。というのも、その手の人間はそのリスクが爆発したときでもだいたい無傷でケロッとしているのに、何故か隣にいる自分がモロに被弾しているという場合がやたらと多いからである。一応言っておくと、避けることが容易いリスクに含まれる火薬量はたかが知れており、それが爆発したところで概ね大したことはない。「いくら簡単に避けられると言っても爆発したところで大したことはないんだから積極的に避けない」タイプの人間と、「いくら爆発したところで大したことはないと言っても簡単に避けられるのだから積極的に避ける」タイプの人間は、致命的に相性が悪い。 私は後者っ・・・!圧倒的後者っ・・・!

 

火薬の傍で屁をこくから爆発するのでは

なるほど

 

ないようがないよう

リスク管理に全力を注いでいるからこそ現状を維持できているとも言えるし、リスク管理に全力を注いでいるからこそ現状から抜け出せないとも言える。リスク管理に体力と気力のほとんどを費やしている おかげで・・・・ 今の私があるのかもしれないし、リスク管理に体力と気力のほとんどを費やしている せいで・・・ 今の私があるのかもしれない。いずれにせよ、リスク管理こそ我がフリーター人生のライフワークなのである。なんせ、何もないことを恐れているのではなく、何かがあることを恐れているのだから。全てのよくないことが「何かがある」から生じるのであれば、何もないようにしよう。でも、生きている限りそれは不可能だから、せめてひとつでも多く、ないようにしよう。そうやって、何もないに少しずつ少しずつ近づけていこう。空虚で満たされながら生きていこう。

 

手を取りそして離した 未来のために

我々はとある1人の人間を指して「慎重」「用心深い」と評することもできるし、「臆病」「意気地なし」と評することもできる。言葉が人間をどう使うかでどなんとでも言える。言葉を使っていると思っているのは人間だけで、周りの生き物はみんな「人間?ああ、言葉に使われている生き物ね」くらいにしか思っていないだろう。まあそれはいいとして、今は、少なくとも今この瞬間は、私の手をリスク管理ちゃんががっちり掴んでくれているお陰で、私が落下することはない。ならばいっぺん試しにそれを振りほどいてみようか。いやそんなことはできないな。一度その繋がりを離したが最後、リスク管理ちゃんはもう2度と私の手を掴んでくれないかもしれない。そしてあの恐ろしい「何かがある」の中に真っ逆さまに落ちていくのかもしれない。ぞぞぞ。

 

 

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