珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

パーフェクト全自動お米製造販売機(仮称)についての覚書|お米農家のみなさん今日もありがとう

ぼーくらはみんな!!!!!!

どうして生きているのか……

 

やめロッテ

まあまあまあまあまあ。まあ待てよ。そんな悲しくなるようなこと言うなって。ぼくらはみんなどうして生きているのかって、そりゃもう決まってるでしょ、どうして生きているのかについてなんかわざわざ考えなくて済む世界をつくるために生きているんだよ。答えになってないかな?答えどころか日本語にすらなってないかな?まあこまけえことはいいんだよ。我々人間のひとりひとりがどうして生きているのかについて考えずに済ませることができたなら、きっと神様仏様もニッコリだ。「ぼくはどうして生きているんだろう?」「わたしはどうして生きているのかな?」と自問自答しては人生の路頭に迷い込む人間を逐一救済する手間が省けますからね。神様仏様、あなたがたはもう人間を救済しなくていいんです。あなたがたは自由なんです。え?なんですか?「人間の救済という仕事を失った今、我々はどうして生きているのか」ですって?こんどはあなたがたがそんなことを言うんですか?

 

えらーい

私はまさしく働きアリであるからして、働きアリの1匹や2匹が仕事をサボったり生活をサボったり人生をサボったりしていても何の問題もないのでは?と思ったりなどする。思うだけである。私ひとりがサボったところでただクビになって代わりの人間が補充されるだけの仕事を、私ひとりがサボったところで周囲の人間にはなんの関わりもないところの生活を、私ひとりがサボったところで世界にはなんの影響ももたらさないところの人生を、サボらずに続けているのはエライ。今日も息を吸ったり吐いたりすることを、サボらずに続けている。エライ。

 

呪術廻戦読んだ影響ですねクォレハ

最近、すごい人たちだけいればこの世はだいたい事足りるんじゃないかなんて考えたりする。すごい人たちは多分、遅かれ早かれパーフェクト全自動お米製造販売機とか作って、スイッチさえ入れておけば田んぼの準備からお世話、刈り入れ、脱穀、米袋のパッケージのデザインから製造、そのパッケージに詰めて流通に乗せて諸々のマーケティングと更には売上金や税金の管理までやってくれる機械を作ることだろう。これはなにもお米に限らず、ありとあらゆる分野に言えることである。「すごい人たちは今でもわりかしなんでも解決できる頭脳と技術を持っているし、これからも彼らの解決能力はどんどん向上していくのだろうが、すごい人たちがそうやって全て解決してしまうと我々凡人のやることがなくなってしまうので、すごい人たちは適度にセーブすることを強いられている」と。

 

すごい人1日体験とかやってみたいけど私の平凡な脳味噌がすごい人の思考回路に耐えられず大爆発しそうなのでやめておきます

すごい人たちは、言おうと思えばいつでも「凡人は黙っとれ――――」と言うことが出来るのだ。でも言わないでおいてくれるのだ。ありがとう。もし我々が彼らに対して「あんたらすごい人が食っている米を作っているのは誰だと思ってるんだ」なんて言おうものなら、「ああそうですか、じゃあ今日から僕たちの分は僕たちが作ります」って言って、先ほどのようなパーフェクト全自動お米製造販売機を作ってしまうことだろう。これは例え話ですけどね。

 

優れた人やすごい人の人生が必ずしも優れていたりすごかったりしないのは神の設計ミスだと思うよ

私はよく「優れた人」「すごい人」のことを褒め称えてるんだか皮肉ってるんだか分からないような内容の記事を書くが、いずれにせよそういうことをよく書くってことは、多分コンプレックスかなにかに思ってるんでしょうね。私は「優れた人」でも「すごい人」でもない。「優れた人」「すごい人」の人生は往々にして波乱万丈であるので、おそらくそういう非凡な波乱万丈に憧れているんだと思う。波乱万丈な生涯を送った当人からすればとんでもない、あなたの平凡な人生と交換できたんならすぐにでも交換したかったと言われるかもしれないし、なんやかんや念願かなって波乱万丈を手に入れた私もその目まぐるしさに耐えかねて15日くらいで返品したくなって、泣きながら電話するけどクーリングオフ期間は14日と言われて、膝から崩れ落ちるかもしれない。仮に私のIQが53万あったとして、絵に描いたような出世街道を爆進していたとして、私の偉業が教科書に載ったとして、それで私が嬉しいのかどうか、今の私には分からない。それだけの「優れた」「すごい」想像力が、今の私にはありませんもの。

shirokuro-044.hatenablog.jp

 

 

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