珈琲三杯|思索のための思索

限界フリーターが毎日の思索を書き綴る。手帖の代わり、或いはゴミ箱。

人間モンスターについての覚書|ロボットだったりモンスターだったりしろ

よもやよもやだ

自分がこれほどまでにモンスターだったとは思わなかった。これほどまでに人間モンスターだったとは思わなかった。あまりにも人間モンスターだった自分に深く失望して、人間モンスターだった自分に深く同情して、人間モンスターだった自分に深く歓喜した。人間モンスターって最悪って思ったし、人間モンスターって最高って思った。どう足掻いても抜け出せない穴にすっぽりハマっていることを再確認した。だってこんなにも、書かずにはいられないもの。

shirokuro-044.hatenablog.jp

 

ろくでもない常設展もあったものだなあ

私がああなら「私はああです」と言いたいし、私がこうなら「私はこうです」と言いたいし、私がああしたら「私はああしました」と言いたいし、私がこうしたら「私はこうしました」と言いたいし、私がああ考えたら「私はああ考えました」と言いたいし、私がこう考えたら「私はこう考えました」と言いたいし、とにかくなんだ、beとdoの展覧会を常時開催していなくちゃ生きていけないような人間だったワケ。

 

なんでもインターネットってのがいいらしいですよ!ここにいるみなさんもひとつどうですか!インターネット!

インターネットは……いいな。ウン。beとdoの展覧会場を、誰にでも貸してくれるんだから。しかも無料、無期限、使用するスペースにも制限なしと来た。現実で展覧会を開こうと思ったらこうはいかないでしょう。「展示会を開きたいので、私が望むだけのスペースを私が望むだけの期間貸してください、無料で」とはいかないでしょう。それで、さらにそれを入場料無料で公開させてくれるってんだから、最高だよな。我々の負担らしい負担といえばせいぜい月々の電気代と通信費くらいで、実際そんなもの負担のうちにも入らない。これは無料です。えー、つまりだから、機器があって、通信環境があって、少しの知識があるならば、誰でもこのインターネットという宇宙より広い展覧会場を好きなだけ使用することができる。そこでは何を展示したって基本的には自由である。世の中、展示しちゃいけませんと言われているものを展示して捕まる連中もうじゃうじゃいるが、そこはまた別の問題なので、一旦そいつらのことは考えないようにしよう。

 

オエビがお絵かきBBSの略だってこと今知ったゾ

さて、インターネットという宇宙より広い展覧会場のほんの一角を無料無期限無制限でお借りした我々は、そこで何を展示しよう?なんだっていい。本当に。なんでも。今日の晩ごはんのことでもいいし、世界がひっくり返るような大スクープだっていい。初めてインターネット上に何かを展示した日のこと、覚えてますか?私は覚えてない。いや覚えてるかもしれないし……覚えてないかもしれない。あの頃はそう、小学5年生くらいで、絵を描くのが好きだった私は、お絵かき掲示板、いわゆる「オエビ」に入り浸っていた。そこでは誰でも描いた絵を展示できる。で、コメントをもらったりできる。いやあすごいですね。現実じゃできないですよ。そのへんの小学5年生が1時間くらいで描いたイラストを、世界中の人々が集まる会場で展示して、感想まで頂けるなんて。しかもタダ。開催費用もタダなら、入場費用もタダ。すごいなあインターネット。

 

当ブログは令和も4年になって人生初おサイフケータイで大喜びしているような人が書いています

令和も4年になって「インターネットはすごい」という話だけして終わるわけにもいかないので、そろそろなんかいい感じにまとめよう。ひと昔前はしょっちゅうネット中毒がどうこう言ってたけど、正確には展示中毒でしょ。展示したいのよ。自分のことを。自分のbeとdoを。現実世界だと全身の骨が折れるような展示も、インターネットなら一発だ。自分はこうです、自分はああでした、自分はこうします、自分はああしましたって話を、とにかくなんか人目のつくところに展示しないと、「自分」という自分の作品の山に埋もれて窒息しそうになるんです。わかる。いかにも人間って感じ。

 

なるほどね

いかにも人間って感じの衝動に駆られていかにも人間って感じの行動をいかにも人間って感じの必死さで次から次へと行わずにはいられないいかにも人間って感じの人間のことを、人間モンスターと呼ぶことにしました。今日のバイト中に床掃除しながら決めました。それってただの人間なんじゃないの?そうですよ。ただの人間です。ですから、人間モンスターなんです。